ドーモ、あごるんです。
今回は
ロード・トゥ・ドラゴン コンプリートデータブック

に収録されている「終わりの物語」より

ポポル
スノウ
リア
ゴッドフリー

ヒルダ


について。


まず簡単に東の大地(ポップリオン関連)の時系列から。
(昔のものを軽く編集したやつ)
・東の大地 時系列


空白の時代

創造主」は尖兵であるドラゴンを生み出すため、
龍神デウスを創り出した。デウスは強大な力で在来種たちを
次々にドラゴンへと変貌させた。

つまり、現在の世界に存在するドラゴンの祖先は
かつての在来種の成れの果てである。 


勢力を奪われた在来種を掃討するため、そして統治した後の
世界を管理するために「創造主」は自らの魂を分割し、
神々」を創り上げた。

超大な力を持って生まれた主神ジ・オースは生き残った在来種
更に半数になるまで焼き殺し、「西の世界」に生きていた在来種たちを
東の世界」へと追いやった。


創造主」は「西の世界」に生み出した人類を住まわせ、「東の世界」に
在来種を追放した。そしてその境界線に「神々」が住まう地であり
双方の天地を監視するための「バベル」を築き上げた。


在来種、ひいては小型亜人にとって「神々」は
祖先の仇であり、かつて生きていた故郷を奪った憎き敵である。
このことから、小型亜人は「神々」のことを「りゃくだつしゃ」と呼ぶようになった。




GD6000  前後

りゃくだつしゃ」との大規模な戦いが行われる。
原因は不明だが同時期に当時の王であるババル王が命を落としたため、
ババル王の息子であるポポルが王へと即位することとなった。

ポポルを筆頭とした小型亜人たちはババル王の仇として更に
りゃくだつしゃ」への怒りを燃やすこととなる。


GD7017

かつては泣き虫だったポポル王だが、父であるババルを亡くした後は
様子ががらりと変わり、悪魔的な発想と腹黒さを持つ王へ変わっていた。
 
千年前の戦いでババル王を亡くしたポポル王は
父と先祖の無念を晴らすため、ついに「バベル」へと攻め入る覚悟をする。


「ポップリオン家」の従属として幼い頃から厳しい鍛錬を積んできたスノウは、
そんなポポル王の護衛を任されたことへの不安に気が滅入っていた。



GD7018

ポポル王が危惧する一つとして、祖先の成れの果てであるドラゴン
があった。「東の世界」には存在しない魔獣であり、強力な力を持つという。

しかし、ドラゴンたちの生息地である「西の世界」の戦士たちは
魂を対価にしてドラゴンを討つ技、あるいは術を持っている。
ポポルは「西の世界」の戦士たちと共に戦うことを望む。



GD7019~7022  

りゃくだつしゃ」との戦いが続いている。



ポポル王とスノウ(?)が結婚、リリアが生まれる。
リリアは父であるポポルに似てか、小さい頃は泣き虫だった。

もらった首飾りを失くし、泣き止まないリリアのために
母は首飾りを探してくると言い、そのまま姿を消してしまった。


(リリアのストーリーでは母は「りゃくだつしゃ」に奪われたとされ、
後のストーリーでのポポル王は妻を探すために頻繁に
遠征を行っている……ということから、父娘は母の生死について
諦めてはいない)


泣き虫だったリリアは母の失踪から成長し、
騎士団長になった。父と母が思い描いた平和の光景を
実現するため、理想を目指すことにする。





東の世界」においては珍しい、異変の前兆とされる
ポイムの大量発生への助っ人としてプレイヤーが招かれる。
この件には騎士団長のリリアも関わり、警護に努めた。

研究者であるグルル博士と共に調査に当たろうとしたところ、
神々」の一人であるゴッドフリー、そして三使徒が襲来し
グルル博士が誘拐されてしまう。


グルル博士の研究の一部である「ポイムと生物の融合」を
目的としたゴッドフリーは、誘拐した博士の研究日誌から
情報を手に入れ、自身と神竜を合成させて超大な力を手に入れる。

プレイヤーの力によってゴッドフリーの融合は解け、
その野望は終わりを告げる。その身柄は「ポップリオン家」に
委ねられることとなるが、ゴッドフリーの心象世界を垣間見た
リリアは、自らが目指す世界の理想と同じ意気を感じ、
神々」の一人であるゴッドフリーを赦すことに決める。


ゴッドフリーは一件で記憶を失くし、「東の世界」にて療養
することになる。プレイヤーは事件が終わった後に
現王ポポルと会い、両者は親交を深めた。





GD7046


大災厄」が起こる。
先導したイザベラが「西の世界」より侵略を進めていたこともあってか、
東の世界」には大きな被害はなかった。

しかし、後に悪食が噐神を用いて東の大地を攻撃し、
リリアとゴッドフリーが兵を率いて立ち向かうも敗北する。



GD7063

選ばれし者が目覚める



第二災厄」が起こる



始解」が起こる



GD7077

「大陸会議」が開かれる。
東の世界」からはポポル王が代表として出席し、
西の世界」を取り戻すために弁舌を振るう。
ポポル王は手段を問わず犠牲も厭わずに「西の世界」を取り戻そうとするが……。

記憶喪失となり「西の世界」で生きていたスノウは、ある日妙な胸騒ぎを感じて
城へと走った。



・「大陸会議」とその内容


8dcd1920c597462d68adc784310c9adf

まず「大陸会議」なる単語は今回の終わりの物語が初出だ。
大陸会議は王都にて行われ、竜人族代表としてはカヤが参加した。
名前の通り、各地の代表が参加する会議なのだろう。
そして王都城下は「始解」なる出来事が遺した傷が癒えてきている様子が伺える。

「始解」とは? これも初出の単語なのでどう解説しようもないが、察するに
悪食の手による一種の災厄の一つではないだろうか。
それ以前に大陸会議が行われた様子がなかったことを考えれば、世界全土を襲った
悪食による災厄……始解を乗り越えて、あらゆる大地の者たちが結託するようになったことで
大陸会議が開かれるようになった、と自分は見ている。


6ad2ea19345d5face65f42b72d1f9c0b
本筋であるポポルのストーリーでは大陸会議の内容へと触れられている。
この様子から見るにポポルは会議を主導して、自らの都合の良いように進めているようだ。
ポポルの目的は大陸会議によって西の世界を取り戻すことだろう。

上述した時系列にもあるよう、西の世界は元々在来種が住んでいた土地である。
そこに現れた神々により在来種は半数以下に数を減らされ、東の世界へと追いやられた。
そして二つの世界を分かつバベルが造られ、在来種は西の世界を失うに至ったのである。
ポポルは西の世界で生きる人々をよく思ってはおらず、西の世界を取り戻すためならば
犠牲も厭わないと考えている。

f64e4226560fd49ab6de94111c0252727

ポポルが場を圧倒している理由はポポルの目からすると三つあるが、
自分はそのうちの上二つが気になっている。

「祖先の負い目」→これに関しては二通り考えられる。

21f774408537d98a579eaac8f203cbea
ポポルはかつて自らの祖先がドラゴンにされたという事実を知っており、
人間がドラゴンとの戦争を続けて来たことも知っている。
つまり、人間は在来種の祖先と殺し合いを続けてきた種族だということだ。

しかし、人間側からしたらドラゴンは憎い存在であり、今さらそのドラゴンの正体のいくらかが
ポポルたち在来種の祖先だったと言われても種の存続のために殺し合いを続けてきたことを負い目に感じるほどだろうか?


二つ目はポポルの父であるババル王の死だ。ババル王は「神々」の説得へ成功しており、
その後、西と東、そして天を一つにして真なる敵(自分は悪食のことだと認識している)
に立ち向かう計画を立てていた。そしてその計画のために西の世界へと渡っている。
しかし、ババル王は西の世界と密なる交流があったことにすっかり安心しきっていたことを
失敗として書に記している。

ババル王が西の世界との交渉に失敗し、命を落とした……という事実があるなら、
それは「負い目」となりうるだろう。この場合、千年前の出来事なので
人類にとっての「祖先の負い目」と解釈できる。ババル王が西の世界の人間たちに
謀られて命を落とした、というような真実が残っているならばそれは負い目と言ってもおかしくはない。ただ、ババル王の死の直接的な原因がわからないので言い切るほどではない。

この二通りを考えてみたが(トイレに行っている間に)答えは見つからなかった。


「戦の折の助太刀の礼」→
これがどの「戦」の話なのか、を考える前に自分が考えていた戦の順番を共有しておきたい。
上の時系列に書いた通り、自分は
大災厄→第二災厄→始解 
の順番で大きな戦が起こったと考えている。
これは大まかに、の話でありあくまで自分の考えではあるが。

まず大災厄が起こった際に東の世界は悪食が用いた噐神によって壊滅している。
そして「閉ざされた」とある。この状態ではとてもではないが助太刀どころではないだろう。
つまり、ポポルたち東の大地の民が再起を図るような出来事が起きたということではないだろうか。

ここで思い出すのはこの「火の大陸」だ。
fd5f49fe
v10.0.0(ロードラ図鑑)のタイトル画面の順番から見て、この画像が「火の大陸」。
そしてリリアの槍と思わしき武器が突き立っている。

つまり「火の大陸」はポポルたち小型亜人が住んでいる東の大地だ。
ここがノーマルクエストとして追加されることを考えれば、「閉じられた」東の大地を
選ばれし者がこじ開けていく……その過程でポポルたちは悪食から助けられる予定だった、
とも考えられる。

その場合、
大災厄→第二災厄→火の大陸(他ノーマルクエスト)→始解
の順番で戦が起きたとすれば、始解が起きる以前の段階で東の世界は救われており、
体勢を立て直したポポルたちが始解で危機に陥った西の世界を助太刀に来ることができても
おかしくはない。


・大陸会議の結末

6ad2ea19345d5face65f42b72d1f9c0b
ポポルはそれらの交渉材料を以て会議に望んだ。
ポポルの物語で書かれている通り、実の娘であるリリアとは反する決定である。
道を違えてでも悲願を成し遂げるという決意を抱きながらポポルは会議へ望んだ。
もはや誰にもこの口を塞ぎ止めることはできない……
という前フリであった。

4170dd1b16221467e3712687510d7d29
ec84ff3c46a190341693a4b355513f84
スノウは生きていた。
記憶喪失となり、西の世界で生存していたのである。
スノウはある直感のままに城へと走り出し……。

8143d85a5b7a883bc231e57a8c10934a
その結果はジャクリーンの終わりの物語にて語られている。
「西と東の恒久的和解」。
ポポルは西の世界の奪取に関しては諦めたようだ。

めでたし、めでたし。なのだが、結局スノウが行方不明になったのは
「りゃくだつしゃ」との戦争が原因ということでいいのだろうか。
cc11851ff5cc2dbfe3c1007a126898bf
癒えない傷や記憶喪失との関係もよくわからない。
まあ、めでたしなので問題ない。


・リリアとゴッドフリー


f82bd65df541bc08f3bc46a7f868fa2a
ゴッドフリーの終わりの物語で描かれているのは彼と悪食巨龍との戦いだ。
その戦いで姫……つまりリリアを守っている。
人にも竜にも今や「神」にも誰にでも平等に訪れるもの、というのは死のことで
間違いないだろう。それを悪食巨龍へと突き返した。


6c91f5076e885e97a050e09974dafe16
リリアとゴッドフリーはかつて大災厄時には噐神の一体であるアルコに
敗北しているが、その時の状況とはかなり異なっていることから
アルコとの戦いでゴッドフリーやリリアが死ぬことはなかった、と自分は考える。

全ては想像でしかないが、この悪食巨龍との戦いは実装される予定だった「火の大陸」の一部と
考えるとそれなりに辻褄は合う。

fad4e1c246703029890ff51bd3ab21ec
リリアのストーリーで語られている「りゃくだつしゃ」はリリアと共に理想を望んだ者。
気の張り詰めた日常、復讐の心、母への気持ちを塞いだ蓋、涙を流さぬ術に枷。
その全てを奪っていった「りゃくだつしゃ」。これは言うまでもなくゴッドフリーのことだろう。
「奪っていってしまった」という記述、またゴッドフリーの物語で描写されている傷の重さを
考えれば、この戦いでリリアを守った代わりにゴッドフリーは死んでしまったのだろう。

リリアの生死に関してはポポルの物語において「娘と道を違えてでも」とあることから
始解後も存命ということで良いはずだ。

4c2fe16117783a2209b062524e58c3bd
余談だがゴッドフリーの剣にはリリアのペンダントが付いている。
しかし、v6.2.0の時点でのゴッドフリーはリリアと一緒にいるため、
ペンダントを持っている理由がいまいちわからない。
(コンプ本の表紙絵ではまたリリアがペンダントを持っている)

これは普通に妄想でしかないが、アルコの襲撃を生き延びた際にゴッドフリーはリリアの
ペンダントを拾っていたとする。しかし、この戦いによって二人は離れ離れになってしまった。
それから終わりの物語で悪食巨龍に殺される寸前のリリアを助けた際にゴッドフリーは剣に
ペンダントを巻きつけて現れ、死ぬ前にリリアへとペンダントを返して息を引き取った……。
という、「終わりの物語」の部分まで含まれたユニットデザインだったら、この
ゴッドフリーがペンダントを持っている理由付けができるかもしれない。ただの妄想だが。


・ヒルダ

ddd882f279d19295ccd38fa7d83a48a6
f64e4226560fd49ab6de9411c0252727
ヒルダのストーリーは特に他の終わりの物語とは関連しておらず、
しかもかなり時間が経過しているため独立した物語となっている。
ストーリーにはヒルダの孫である鍛冶屋が登場しており、彼いわく
ヒルダは「世界に希望を与えたのち壊れて眠る噐神を起こすために旅している」という。
これはコンプ本が発売する前とはかなり様子が違う。

0b022a3231971ba39608646d31ced814
四体の噐神を世界を拓くために造り出したヒルダだったが、教国によって
噐神は奪われてしまい、捕らえられて廃人になってしまっていた。

20084f30921af501ddc1d4523c4555ff
ちなみに教国が噐神を用いて攻撃したのはバベルと東の大地。
先ほどしたゴッドフリーたちの話にも関係しているが、メタ的な話をするならば東の大地の者たちを虐殺したアルコが
後にルカに使われて世界を救うというのも少しモヤモヤする部分ではある。

そういう意図もあってアルコによる被害がどのようなものだったのか曖昧になっているような気はする。実際にリリアとゴッドフリーは生存していたし。
とはいえ、描写によると凄まじい被害が出ているように見えるが……。
道具に罪はないのでその辺は仕方ないのかもしれない。

e96b599fe4c715582d03184153d9cdfb
コンプ本の表紙にあるヒルダは噐神に囲まれ、おそらくは廃人化している頃の様子。
カワイソウだし、なぜこのチョイスなのかは分からないが……。

2ab65ea0b5d496a7d7b7ef21e70651eb
ヒルダは「西の世界」からの来訪者である騎士たちと旅路で出会っており、
いずれ生み出す噐神たちは彼らのような者たちの手にあってほしいと願っている。
残念ながら生み出した噐神はこの後で教国に奪われてしまったが、
最終的に噐神たちは世界に希望を見せた。つまり、正しき者の手に渡ったということになる。

c3da3d4d1d3d14fea0d493e5a33b91c6
噐神のラストカットインは意味深なものになっており、
旧主人公の属性・性別と符合している内容というように見ることができる。

アレンとスパーダ
マリアとランシェル
アルコとルカ
グリモアとカイン

73c1c7016ef9204680acd4f6a857f61e
なお実際にグリモアはカインと出会っている。この場所はヒルダが出会った騎士たちが
目指していたという「東の大地の果ての塔」であり、
ヒルダが出会った西の世界から来た騎士たち=アレンとカインと考えれば
カインがこの場所にいることにも頷ける。
この後にカインたちはそれぞれの噐神を下し、従えることに成功した……という流れならば
噐神たちが世界に希望を見せた、という経緯にも繋がる。

7829f90427fd5ffb793358154821dd05
ラストカットインで語られた噐神の言葉や、ヒルダが終わりの物語に入っていることを考えれば、
噐神とヒルダの行く末はサービス中に描写しておきたかったことの一つじゃないだろうか。
なぜならラストカットインとヒルダの終わりの物語がなければ、噐神は悪食の道具という立場で
物語を閉じられていたからだ。
その辺りを明確にしておくことはヒルダと、何より噐神たちのために必要だった、
と自分は解釈している。


以上。