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何の話の途中だったか? ちょっと覚えていない。この一週間はプラムを齧りながらTXTを書く時間すら取れないほどシビアな険しい探索行のマッ最中だったからだ。前に残した手記はもう既に追手のリザードマンの投げナイフによって壁に縫い留められ、洞窟のどこかにそのままだ。
一週間も経ち、オクトパストラベラーは全世界100万本を達成したので自分の計算ではあれからさらに10000万人の人間がSwitchを買い冒険の準備を始めたことになる。感慨深い。ついに人々は武器を手に入れたわけだ。ハッキリ言ってSwitchは危険な武器だ。スプラトゥーン2やカービぃを始めとしたキラータイトルを含めてたくさんのソフトを有し、インディーズゲームという未開の荒野にも足を踏み入れている。スイッちは言わば宝物庫であり、そこに古ぼけた地図が一つ転がっている。それがオクトパストラベラーというわけだ。

しかしここで出てくるのは「フルプライスのゲームなんて買えないようインディーズベーもSteamでいいよう」などと言い出す腰抜けのあほだ。こいつは現代社会の裏に潜む大いなるSNS罠などにまんまと引っかかりスマッホをフリックするか一日の自由な時間をすべてYOUTUBEに費やす有様なのに口では偉そうなことを言う。確かにSteamは巨大な鋼鉄製の斧と言えるが、こいつはそもそもその斧を後生大事にクローゼットにしまいこんでしまっていてどうしようもない。

酒を飲みながらYOUTUBえしている間にこいつの部屋を突然開いてサンランド地方から来た巨大なトカゲが現れても斧を置いて動画視聴に明け暮れている時点でまず勝てる見込みはないと言える。ではどうすればいいか? その答えがSwitchだ。
Switchは例えるなら2丁拳銃だ。Joy-Conも見た目はかなり2丁拳銃だからたぶんそうだ。このシーンの正解は部屋にトカゲが踏み入ってきた時点でSwitchを抜き、振り向いていかく射撃をしながら窓ガラスを割って道路に飛び降りる。次のアクションは各々じゆうに決めてくれ。とりあえずこれで一つの危機を脱せたわけだ。Switchの有妖精がわかり、買ったやつらは安堵の息を漏らす。


これまでの話でSwitchが生活の中でもはや必須だということはわかったと思う。だが、やはりフルプライスの新規IPは手が出しづらい……そう言ってグラスを揺らし、少しだけ喉を潤してから静かに目を伏せる男がバーの片隅に確実に一人はいるだろう。そいつの気持ちはわからんでもない。一言で腰抜けと断じるのはなんか違うと自分の本能も告げている。「Wait……(待て)」と。要するにこいつは過去にフルプライスゲーに裏切られ、共に何度も夜を過ごした恋人もろともに刺客からの銃弾の嵐に晒され蜂の巣になり……辛うじて生き残ったが体はサイボーグになり、フルプライス・ゲームをもう信じられなくなった。そういうことだろう。戦士に悲哀はつきものであり、何も信じない孤独な生き方というのを自分も尊重したいところではある。だが、オクトパストラベラーはそんな真のせんしにこそ薦めたい心の旅のゲームなのだ。そこでだ。今回は一つ提案したくてここにやってきた。

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実はオクトパストラベラーには体験版がある。この体験版ではなんと8人の主人公の誰からでもゲームを始めることができ、内容は製品版と同じだ。つまりチャチな偽物の地図ではなく本物のオクトパストラベラーの地図を手に取り眺めることができる。体験版とは言うが三時間の制限時間の中ならば最初に選んだ主人公の章をクリアし、次の仲間を集めに行き……そんなことも出来てしまうというわけだ。つまり一番美味しいところを隠して購入意欲を誘う腰抜けが作った体験版ではなく、真の体験版だということを完全にわからされる。Switchという銃を手に入れただけでは冒険は始まっていない。だが、オクトパストラベラー体験版という地図と合わせると……既にタフな冒険の幕は開いていることがわかったはずだ。そしてこの体験版は引き継ぎが可能だ。つまり体験版の感動をそのまま……フルプライスに移行できる。だがまだだ。まだ意気揚々と出ていく場面ではない。


・黄金の三時間をフイにするな


ここからが重要なのだが、三時間というリミットを付けられたことで旅人の中には焦り始めるやつが出る。これは完全に現代社会で転売とかに対抗するために何でもかんでも急ぐ癖がついているからだ。現代の悲しい病であり、発作はこういうときに起きる。そしてせっかく銃と旅の地図を手に入れたのに懐からスマッホを取り出し、腰抜けが見るのは「体験版でやっておくべきこと」みたいな腰抜け用のSOULのこもっていない攻略ウィキサイトだ。ここで自分はため息をつき、ドラゴンポテトを取り出して食べ始める。何ならメローイエローの瓶を開けてゴクゴクと飲み干し始めるかもしれない。失望が自分の心を満たしに満たし、Joy-Conを一度だけスピンさせてホルスターにしまい込む。撃つ価値すらない相手だからだ。

これの何が悪いのか、時間を多少でも切り詰めることに言いようのない安心感を覚えるあほ共はわかっていない。そしてこういうあほを食い物にしているのがスカムサイトのやつらだ。だが腰抜け生地に引っかかるやつも同罪のあほだ。ちょっといいか? こっちに来い。どっしりと腰を据えて話をするときがきたようだ。

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「体験版でやるべきこと」など一つもない。好きに楽しみ、どこへ行っても良い……そのために用意された体験版なのにスカム攻略サイトの帝国兵どもはふあんかんを煽る記事で体験版をやる連中をおびき寄せ、PVに変えようと企む。本当にそんなブルシットの罠に掛かっていいのか? まるで奴らはこれから旅を始める者に向けて心を込めて書いたように取り繕っているがその実、メイク・マネーするための記事でしかないことは誰が考えても明らかだ。それなのに現代人は地図を取り落とし、スマッホでそのサイトとTV画面を見比べながら何をどうするとかを言いなりになってしまってどうしようもない。

箇条書きにされた要点を頭に浮かべながら始めるのが本当の旅なのか、一度おのれの胸に訊いて確かめるべきだ。これから歩むことになる厳然たるフロストランド地方の真ん中でスマッホを開いてフリっクとかしながら文章を読む余裕があると思っているのか? ダイアウルフが吹雪の向こうからその黄色い瞳でこちらを見つめているのに。確実にわかるのは奴らは今晩のエサには困らないだろうということだ。

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体験版は製品版と同じ内容であり、引き継ぎも可能。つまり体験版の三時間とは買ったばかりのゲームを楽しむ黄金の三時間と同じということになる。まだ我々がスマッホを持ってもいなかった幼い頃、一つのゲームを手に入れてからの三時間で他に気になることなど何もなかったはずだ。SNSを気にしたり、スマッホゲーの戦闘をAUTOで回したり……そういう堕落へのPROCESSを踏んでいなかったころを思い出せ。誰にも邪魔をされたくない聖域、それこそがゲームを始めた三時間だった。

体験版と言えどオクトパストラベラーの与える三時間は本物の旅だ。それだのに余計なことに気を回し、効率などを考えていちいちビクつきながら歩を進めるのはしょうもない。自分はオクトパストラベラー開始後の三時間を終え、ついに総プレイ時間は67じかんとなった。だが、今後どれだけ金を積んでもゲーム開始後……まだプラムの味も毒サソリの脅威も知らなかったあの三時間は還ってこない。
思い出として記憶に残るが、再び体験することはできない……そういうかけがえのないじかんということだ。

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そういう体験を与えられているということを考えながら噛み締めて三時間を過ごすのがいちばん利口だと今回は言っておきたい。好きなキャラで始め、三時間を過ごし……引き継ぎをするか引き継ぎをしないかを選択しろ。引き継ぎをしなかったら三時間が無駄になるなどということはない。そもそもたぶんオクトパストラベラーの全部の旅を終えるには50時間以上はかくじつに掛かるのにたった三時間程度でとやかく言うのは計算ができない証拠だ。足元もおぼつかないハイランド地方できけんな鳥戦士に追われながらそんなグダグダとしたことを考えているのでは鳥戦士に突き殺されるよりも前に崖から落ちてまちがいなく死を迎える。すwitchというせんしの武器を手に入れた今、必要なのは真の冒険のための地図であるオクトパストラベラーと、後はタフな精神だけだと知れ。

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オクトパストラベラーの世界観は中世ファンタズィー、つまり我々を操ろうとするスマッホの影はそこにない。鋼と魔法が支配する弱肉強食の世界だ。血の滴るステーキもその日の酒代もモンスターを倒した金かトレサの稼いできた金で何とかする暮らしが待っている。Switchという大いなる武器と地図だけで切り開いていく未開の荒野だ。体験版はそれを身をもって教えてくれるだろう。自分は太鼓判を押す。本物の冒険が始まるとき、人はファックサイトのことを考えている余裕はない。誰かを思い通りにしようとするやつの言うことに耳を傾けるな。つまり、この記事のことも忘れろ。信じるな……。
これから踏み出していく一歩は自分の意志によるものだと高らかに主張し続け……いつか酒場で語り継いでいってほしい。

こんかいは以上だ。