ドーモ、あごるんです。
四年間近く追ってきたロードラという物語が志半ばで終了してしまった
ことは悲しむべきことだが、遊んできたプレイヤーとして全体的な考察を
最後に残しておきたいと思う。


・ロードラ世界の始まり
・ロードラ世界の未来
・選ばれし者とロードラ世界の終わり


これらについて語っていきたい。
長いのでぶんかつする。
長い上に分かりにくい。がまんして読むか、
読まないかはこれを目にした人次第。



全体的な考察! などと仰々しいことを言っておいてなんだが、
まだまだ構想を残したままの終了になったことや自分の知識不足、
思い違いなどで穴だらけの考察となるとは思う。
あくまで一つの見解として見てほしい。


⇒① ロードラ世界の始まり

⇒② ロードラ世界の未来


この記事では 選ばれし者 について。




さて、ロードラの考察もこれでおそらく最後となる。
今後情報が出ることはそれこそロードラ2でも出なければないだろうし、
このブロゴもお役御免の時が来た。

最後に考察しておきたいのは
選ばれし者とは一体何者なのか?
ということと、
・ロードラ世界はどのように終わったのか?
というこの二つ。


最後であっても変わらないことだが殆どは憶測の域を出ない、
取り留めのないものだと思って欲しい。


・選ばれし者

ユーリカから禁書の力を与えられ、ドラ助に導かれて
旅をする戦士。事情を知る者からはただ「選ばれし者」とだけ呼ばれ、
大災厄後はあらゆる勢力から狙われることとなる。

正体はそのまま「プレイヤー」自身(インタビューで明言)
実際にゲームの流れに関与できたのは選択肢のあるイベントクエストのみだが、
ロードラの歴史上には間違いなく登場している。
和ノクニのユニットであるホムラ、キヌガサのストーリーにおいて確認できる。


虹の時代に禁書を渡され、禁書の力で過去の英雄を召喚しながら戦う。
人とドラゴンの戦争を終わらせるために力を託されたが、同じ立場である
王国騎士団とは特に協力もしていない。ガイド役であるドラ助との
二人旅であり、基本的に巻き込まれる形で様々な出来事に関わっていく。


→「何」に選ばれた者なのか?

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ストーリー中で事情を知っている者から
選ばれし者」「選ばれし君」と呼ばれることになる我々プレイヤーだが、
何に、そしてなぜ選ばれたのかを知らない。
まずはそこから考えていく。

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まず間違いないのは禁書館の主であるユーリカに選ばれていること。
「禁じられた戦い」イベントでは執事であるランスロットが選ばれし者
禁書館に招き入れ、ここでユーリカとの対面となった。
ユーリカに選ばれているからこそ禁書を用いて世界を救うという使命を
持っていることは間違いない。これは大前提だ。しかし、それだけではない。

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実は意外にも三使徒の一人であるルルが
選ばれし者について最も重要な一言を放っている。

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もうこれはほぼ答えですらある。
「見えざる神」、というのは神々の一人……というような
レベルのものではない。
月世界に反旗を翻し、このRTD世界を創った者。
すでに姿を消してしまった創造主その人のことだろう。

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少々メタな話も混ざっていくが、そもそもRTD世界というのは
データの中にある世界だ。我々は端末を通してRTD世界に入り、
選ばれし者として戦っていた。
逆に言えば招かれなければプレイヤーはRTD世界に来ることはなかった。
RTD世界に関する絶対的な権限を持つ何者かが、我々を選んだ。
だから見えざる神に「選ばれし者」なのだ。


選ばれし者の特性

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選ばれし者であるプレイヤーたちにしか出来ないことがあるはずだ。
RTD世界に呼ばれた、プレイヤーならではの特性。

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まずは冒険の始まりに立ち返ってみよう。
なぜ、選ばれし者だけが個人で禁書の力を持たされているのか。

選ばれし者以外にも禁書の力を与えられている者がいる。
ユーリカは表舞台へ姿を現してから、人類最後の拠点である王都トライエルを
守るために王国騎士団へ禁書を与えた。アレンやマリア、カイン、そしてルカは
英雄を喚び出す力を得て、これを王都防衛のために活用している。

その一方で選ばれし者はただ一人、禁書の力を持って旅している。
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勿論ストーリーの都合上もあるだろうが、王国騎士団が複数で使用している
禁書をどうして選ばれし者はたった一人で使っているのか。
そこに理由があるのだとしたら、やはりリスクだろう。

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闇覚醒クトゥールのストーリーにおいて「配魂者」という単語が
出ている。クトゥールは書から喚び出された身であり、このことから考えれば
「配魂者」とはクトゥールを喚び出したカインのことに違いない。
英雄たちは配魂者に力を分けられて現世に召喚されていて、だからこそ
好き勝手な行動はできない。配魂者と英雄は密接にリンクしていて、
それが英雄を縛る楔にもなっている。

「配魂者」という言葉はこのストーリー以外には出てこないが、
その意味は何となしに察せられる。魂を配分し、英雄を喚び出す。
つまり禁書による英雄の召喚には魂の消費が必要であり、
それこそが禁書を個人で扱えない理由なのではないだろうか。

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魂を使いすぎると魂は燃え尽き、死亡する……というのが
RTD世界の原則であり、ゲームシステムにもなっている部分だ。
そして、禁書を持つ者の中で唯一、選ばれし者だけは一人でその
力を運用している。何度も繰り返し英雄を召喚し、長い期間を
戦い抜いている。選ばれし者はゲーム内でソウルを使いすぎて死亡しても
復活が許されている。つまり、魂の消費で死ぬことがない。

選ばれし者は特別な魂を持っている。
それがRTD世界における選ばれし者だけが持つ唯一の特性だ。
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高難易度イベント「神への挑戦」ではロキのATSが存在し、
その中ではロキが重要な発言を行っている。
選ばれし者が持つのは「純然たる魂」。
逆に言えば数千年を研究に費やしてきたロキにも「純然たる魂」を手に入れることは
できなかった。RTD世界には不完全な、あるいは偽物の魂しか存在しない。

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ここで思い出したいのは進化後ロキのストーリー。
このストーリーにはRTD世界における魂の構造が記されている。
「魂」とその宿る「魂の器」、この二つでRTD世界の生物は
魂を持つに至る。そして、魂の宿る「魂の器」を人工的に造り出したものが
ロキの研究結果。つまり、依り代だ。

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⇒ロードラインタビュー第二回後編(GameCast=サン)

初期のほうではあるが担当デザイナーへのインタビューの中で
読者から寄せられたデザインへの質問に対し、こう答えられている。
よりしろの持っている「ひびの入った星」はトップシークレット。
つまりロードラのストーリーに密接に関わっていることは間違いない。

依り代
この「星」こそが魂なのではないか、と自分は考えている。
「魂の器」を擬人化した人形が依り代であり、依り代が直接的に
手に持っているのが「魂」そのもの。
そしてひびが入っている=不完全な魂である。

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依り代がネフティリアの「魂の模造」の能力を受け継いだことで
その魂はあらゆる土地へとコピーされ、こうしてRTD世界には
よりしろが増えていった。しかし、元の魂が不完全なので
依り代がどれだけコピーされても純然たる魂を持つには至っていない。

選ばれし者だけが「純然たる魂」を持っている。
それは間違いないだろう。
しかし、魂の秘密はこれだけではない。
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ロキが興味を持っていたのは選ばれし者の魂だけではなく、
体……つまり器にも興味を持っていた。
ここで思い出して欲しいのが「見えざる神に選ばれた」ことだ。
選ばれし者、つまりプレイヤーたちは元々RTD世界に生きていたわけではない。
つまりRTD世界では器となる肉体が用意されているのだ。
これにも秘密がある、と自分は考えている。


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選ばれし者の体について重要な資料になりそうなのは
悪食との接敵だ。まず最初となったのがなもなきこりゅうとの遭遇。
悪食竜の幼体であるなもなきりゅうからは残留物質が放たれており、
B.Sやジーク、ヴァッシュには多大な負担が掛かっていたが
選ばれし者はピンピンしていた。

残留物質による汚染が体から魂へと至るものなら、
選ばれし者の体にも秘密があると考えた方が良い。
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次にファイヴとの会話から。
ファイヴは選ばれし者の「殻」を欲しがっていた。
「殻」というのはまず間違いなく体のことだろう。
魂のことを言っているようには見えない。
選ばれし者が持つ「体」と「魂」があって、ようやく「純然たる魂」となるとしたら
魂だけではなく体のほうにも使い道があるということになる。

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途中で遮られてはいるがファイヴは
「その、う……」と言おうとしていた。この続く言葉は
「器」だろうか。

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そして決定的な一言だと自分が勝手に思っているのがこれ。
ブルクハルトとパトリシアの人形劇について怒ったドラ介へと
フォウはこう言っている。「貴方たち」というのは複数であり、
選ばれし者とドラ介が当てはまる。
選ばれし者は「人形」のよう? 
この言葉が先程の選ばれし者の体の秘密に繋がってくる。


選ばれし者はRTD世界の外の存在であり、RTD世界に生まれたものではない。
肉体は用意されたもの……そう考えればその特有性が見えてくる。
創造主によって用意された「魂の器」、そしてプレイヤーの「魂」。
この二つがあってようやく「純然たる魂」となるなら、
ロキの言った「挑戦」の意味も見えてくる。
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選ばれし者はロキが膨大な時間を費やしても読み解くことのできなかった答え。
「純然たる魂」を生み出すためのレシピそのものだ。
だからこそロキは選ばれし者を解剖し、自らも「純然たる魂」を
生み出そうとした。それが真なる神である創造主への挑戦。

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選ばれし者は純然たる魂を以って、英雄を多数喚び出すこと、
ソウルが尽きて死亡しても復活を果たすことができる。
その形は依り代の持つものとは違い完全なものであり、
中には幾つもの魂が漂っている。

この虹色水晶こそ、選ばれし者だけが持つ魂の証であると自分は考えている。



・ロードラ世界の終わり

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2017年4月24日を以ってロード・トゥ・ドラゴンは
サービスを終了した。

これによって決して少なくないキャラクター・ストーリーは
明かされずに配信は停止し、それを補完する情報が
一年経った現在である2018年4月24日現在もないことで
当初予定されていたであろうストーリーを読み解くことは
ほぼ不可能になった。


とはいえ最後にはエピローグクエストが配信され、一つの決着を迎えている。
ロードラという物語における不完全ながらのエンディング。
これについての考察をちょろっと最後に行っておきたい。


→RTD世界の終わり

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まずはサービス終了までの一連の流れをおさらいしておく。

ノーマルクエストに「道の果て-終わりの道-」が追加

ノーマルクエストボスが「魂の鎖」になる

「魂」の解放が表示され、条件を達成しエピローグクエストが告知される

ノーマルクエストに「ROAD TO DRAGONS」が追加
これをクリアするとクエストが「ありふれた道」だけとなる


この一連の流れがロードラのエンディングとなった。
本来の世界観を語り終えることはなかったが、エンディングとしては
筋が通るようになっているものと思われる。


→「道の果て-終わりの道-」

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道の果てへたどり着いた選ばれし者への言葉。
これはそのまま受け取ると打ち切りのことを示唆している。
とはいえこの言葉通りならば本来のストーリーの最後もこの
エンディングの流れに近いものだったのかもしれない。

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世界の魂が解放され、月へと還っていくことをニアは感じていた。
世界は閉じて逝く。

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ドラ介の正体について軽く触れている。
ドラ介はこの「終わり」へと選ばれし者を導くためのガイドであり、
物語へと「介入」するという意味での「ドラ介」だった。
ドラ助が物語を「助け」ることを目的としたキャラクターだったのなら、
ドラ介は物語に「介入」することを目的としていた。

「介入」という言葉から察するに選ばれし者の冒険には本来、
ドラ介は存在しなかった。ドラ介はこの一つの終わりを迎えるために
用意された駒であり、本来の選ばれし者の意思とは
別の思惑を持っていたということだろう。
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ドラ介に「魂」はなく、造り物とされている。
これで先のフォウの「人形のような貴方たち」でドラ介まで
含まれていた意味はわかったように思う。選ばれし者を誘導したい
何者かによって生み出されたのがドラ介。

その役割を終えたことで魂のないドラ介は消滅する。
ではドラ介は誰に生み出されたのか? これを少し考えてみよう。
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ドラ介が大災厄から17年、王都地下で眠っていた選ばれし者
起こしたところから新たなストーリーが始まる……のだが。

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実はその二年前に一兵士だったアンジェリカによって
選ばれし者は一時的に目覚めさせられている。アンジェリカに
連れられ逃亡したが捕まったことで二度目の眠りにつくことになった。
選ばれし者が管理されている場所は王都の地下であり、アンジェリカは
「聖令協会」の目を気にしながら選ばれし者を連れ出した。

ドラ介は事もなげに選ばれし者と王都から出ているが、
かつてそれをアンジェリカはなし得なかった。
この時点でドラ介が怪しいことは間違いない。ドラ介は
元々、王都の地下にいたのではないか? つまりドラ介は
聖令協会によって造られた仮初の命だったのではないだろうか。

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さて、聖令協会と言われると悪役というイメージが強いと思う。
実際に王都を裏から操り幾つもの陰謀に聖令協会は関わっている。
しかし、その目的は世界の存亡を揺るがそうとする悪食や帝国とは
違うものである。

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聖令協会の目的はたった一つ。
かつての居場所、つまり月世界へと還ることが彼らの目的だ。
何らかの理由でそれは本人たちには行えず、月の墓場である
RTD世界に縛られている。選ばれし者を利用することで
月世界へと帰還できるのだとしたら、聖令協会は
選ばれし者を守ろうとするんじゃないだろうか。

選ばれし者の17年という眠りは聖令協会による
守護だったとしたら? 大災厄後に混沌とした世界の情勢を
見極め、王都と帝国を停戦させた上で選ばれし者を起こしたとしたら。
これまでの冒険の見方は変わってくる。
第二災厄2
実際、第二災厄ではアルスとノインという二人を送り込み、
選ばれし者の味方とさせている。上述した通り、ファイヴや
シックス、そしてスリィは選ばれし者を狙っておりその身柄を
何かに使おうとしていた。聖令協会としては悪食こそが最も
警戒すべき敵だったのだろう。

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実は新オズワルドのストーリーでは王都地下でオズワルドが
何者かの治療を行っている。これは「魔女」による指示でもあり、
使われているのは聖令協会が支配する王都地下。このストーリーは
間違いなくサービス終了が決まってからのものだ。
であれば、このストーリーには大きな意味があるはずだ。

自分は選ばれし者を治療しているのではないか、と考えている。
第二災厄でもオズワルドはランスロットに呼ばれて待機していた。
(逆に言えばオズワルドが死亡するこのストーリーは
時系列的に第二災厄以降であることがわかる)
選ばれし者が致命傷を負うような激しい戦いが王都にて起こり、
治療のために駆けつけたと見える。

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脱線しているように見えると思うが自分にとって
聖令協会が選ばれし者に協力していた、という部分に関しては
割りと譲れないところだ。
それがこのエンディングに深く関わってきていると考えている。


→「魂の鎖」

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この異形のボスは「魂の鎖」といい、インタビューによれば
「正体はその名の通り、魂を世界に繋ぎ留めているもの」となる。
この魂たちの解放を終えることでエピローグクエストが解放された。
これは一体、何なのか。

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よーくデザインを見るとわかるが創造主が生み出した人形である
「兵器」と似ている。そして兵器の中には魂と深い関係を持つものもある。

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兵器αはこの世すべての魂を喰らい、世界を一度原始に戻した。
そしてここからのαのカットインが重要になる。

進化前のカットインは「8132112034<3>」
進化後のカットインが「345813418142011 0」
……だよ! 
と言われてもわからないと思うがこれをロードラ古代語→現代語に訳してみる。
⇒ロードラ古代語翻訳ツール これまで非常にお世話になった。
この場を借りて、伝わらないとは思うがお礼を言わせてもらいたい。
ドーモアリガトゴザイマシタ)


「8132112034<3>」 → 「invmade<d>」
「345813418142011 0」 → 「definesoul a」

進化前から見ていこう。
「invmade」は侵略するという意味。これについている<d>は
そのままD、つまり創造主のことだろう。
創造主による侵略を表している。


進化後は「definesoul a」だ。
「define」は定義する、という意味。
魂をaによって定義する。
または、魂をaと定義する。

世界の魂は一度奪われ、全てが創造主によって定義された。

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世界全ての魂がaによる定義を受け、縛られた。
とするなら聖令協会が月世界に還ることが叶わない理由も
わかるのではないだろうか。月の墓場に全ての魂は縛られており、
抜け出すことができない。この縛りから解放できるのは
純然たる魂、aによる定義を受けない選ばれし者だけ。

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この終わりを迎えるためにドラ介は生み出され、
選ばれし者に付き添った。聖令協会は選ばれし者を守り、
一つの終わりを迎えることができる。だからこそ魂の解放を選ばれし者に託した。

ラストカットインは月へ還る英雄たちの最期の言葉。
全ての魂が月へと還った時、選ばれし者の役割も終わる。


→ROAD TO DRAGONS

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全ての魂の解放を終えたことでエピローグクエストが配信された。
「ROAD TO DRAGONS」をクリアすると以降全ての
ノーマルクエストがプレイできなくなる。つまり、
選ばれし者の物語はこれで終わる。


廻る刻を総べしものの残留物質。
ドラ介は勿論いない。つまりこの最期のガイドは
ドラ助のものだ。

この「物語」を終わらせる時がきた、とドラ助は言った。
では「物語」の始まりはどこだったのだろうか。
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全ての物語の始まりは創造主だ。
月世界での歴史のループに堪えられなくなった創造主
ループを終わらせるために世界を終わらせようとした。
月を追われたことで月の墓場へとたどり着き、そこに
竜を放ち全ての魂を縛ってRTD世界は生まれ、閉じられた。

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終わり、また始まる。繰り返される事象に月世界は
囚われていた。創造主は書を燃やすが刻は繰り返され、
また書は生まれる。エウレカが空虚なループから抜け出すために
考えたのが、自らが一つの世界を創り、それを終わらせることだ。

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創造主は道を始め、書を開き始める。
しかし始まりは終わりのためのものであり、
最終的には全てを燃やし尽くし、月の墓場であるRTD世界ごと
全ての魂を消失させるつもりだった。

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ユーリカは創造主から独立した存在……というのは
ある意味では正しく、そしてある意味では間違っている。
RTD世界を生み出すために、つまり書を開くために必要になったのが
書を「紡ぐ」存在であるユーリカ。

書を燃やすエウレカ(表)から反転したものが、
書を紡ぐユーリカ(裏)。
創造主は世界を始めるためにユーリカへと反転し、
RTD世界は始まった。しかし世界を終わらせたい創造主とは違い、
ユーリカは世界を存続させたいと願った。

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書を燃やす存在であるエウレカは
封印指定「現存」規定原書となっている。現存。
つまり封じられていた間も生きていたのだ。
これこそがユーリカ自身がエウレカから反転したものであるという証左。
ユーリカが生きている限り、エウレカもまたユーリカの中で生きている。

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ルカへと禁書館を引き継いだ理由はユーリカの死とされていた。
しかしこれは正確ではなく、ユーリカ自身の肉体、魂が
滅び去るわけではない。ユーリカという存在が消滅し、
本来の人格と役割を持つエウレカが表へと現れ出るということだ。
ユーリカは書を紡ぐ者から書を燃やす者へと転じる。それ故に
ルカへと書を紡ぐ役目を受け渡さなければならなかった。

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大災厄から数年の時点でユーリカは消え、
エウレカの人格へと戻り始めている。
肌色は元の黒が侵食を始め、半分はエウレカと同じ白髪へと
変わっている。片手に持った書は燃え、表裏は反転する。

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書を紡ぎ続けてきたユーリカは消え去り、
書を燃やす者としてのエウレカが現出する。
こうして世界は燃やされ、閉じられる……はずだった。

しかし世界は混沌の中でも終わることなく続き、
選ばれし者が道の果てで全ての魂を解放した。
閉じられた箱庭だったRTD世界はこのまま放置されるが、
解放された魂は月へと戻っていく。つまり創造主が望んでいた
世界の終わりは訪れることはなかった。
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理由は明白だ。そう出来なかったから。
ユウリカ進化後の髪の色を見ればわかるが、
右からユーリカ自身の紫髪が侵食して肌もまばらに白くなっている。
これはユウリカの際にエウレカが侵食した時とは真逆だ。

書を燃やそうというエウレカ、書を紡ごうとするユーリカ。
ユーリカの人格は消えることなく、最後まで抗い続けた。
ユウリカの書は燃え、焼け広がっているがもう片手には羽ペンを握っている。
二つの人格が鬩ぎ合い、拮抗している。


皮肉にも世界を終わらせるために生み出したユーリカが
創造主の唯一の誤算となった。反転すれば消滅すると
思い込んでいたユーリカの人格が最後まで抵抗を続けたことで
世界をその手で終わらせることはついに出来ず。

魂の牢獄だったRTD世界から選ばれし者によって
全ての魂が解放され、月へと還った。

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魂が解放された後に積もり積もった書を燃やし、
最期に自らの書を燃やせばユリイカ……ユーリカの役目は終わりとなる。
そこに現れたのは選ばれし者
ある者は厳かに、ある者は粗暴に。ある者は音も無く、
速やか、あるいはゆっくりと。

この表現はつまり選ばれし者の、つまり我々プレイヤーのことを
表している。厳かに終わりを迎える者もいれば、
さして興味のない人間も。緩やかに迎える者もいれば、急ぐ人間もいる。
どのようなプレイヤーだったとしても一つの終わりを看取ることとなった。
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ロード・トゥ・ドラゴンは終わりを迎えるための物語だった。
その形を変えたのはプレイヤー自身だ。ただ創造主によって
生み出され、終わらされるだけだった物語を助け、あるいは介入した。

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予定されていた終わりとは違うものの物語は終わりを迎え、
消えるはずだった魂たちは救い出された。
選ばれし者も世界から消え、
ユーリカ
ユリイカ





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→ありふれた道

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世界に積もり続けていた禁書の灰は散り、新たな刻が巡る。
よりしろはかつてこの世界にいた誰かの魂を拾い、再び道は続いていく。