◇テリヤキ◇

ドーモ、あごるんです。
ロード・トゥ・ドラゴン がサービス終了するということで、
最期のキャラ語りをしたい。 
基本的に全キャラクター(ラストカットインのあるキャラ)について語りたいと思っている。
どんなキャラクターでも一文以上の感想と、
「終わりの道」でのラストカットインを用意する。


米 注 米  

ただし、おそらくこれが最期の機会になるので語り記事には

・物理グッズ(サントラ、ラフデザ、公式データブック、ノッベル)の情報
・根拠のない想像、個人的な妄想、忌憚なき意見の数々
・性癖

などが大いに含まれる。はっきり言ってキャラクターの「最終的な考察」には
成り得ないので注意してほしい。
このロードラというゲームの中で自分の視点で見たキャラクターを
ありのままに語ることになる。極々、個人的な感想だ。

ユニット画像・ストーリー画像については色々と事情があって貼らない。
ストーリーがわからない場合はWikiなどを参照して欲しい。


もしこれらの記事を見る方がいればその点に注意してほしい。
前置きは以上。
 
この記事では  アニマとロキ から

ゼクト
ズィール
アニマ
ロキ


について。

・ゼクト
ゼクト
神を狩る者として、同じく神たるアニマが造り出した人形。
手にした書にはあらゆる神の目録が記されており、
また背にある棺は永遠なる神の魂を永久に封じ込める為のもの。
手に入れた全ての魂はゼクトの力となる。よって魂を回収すればするほどに
ゼクトの力は強まっていく。

教国によるバベルの崩壊はアニマの計画の一部であり、バベルが崩壊した後の
神々は魂の再臨が不可能となる。限られた魂の数を消耗させないために、
生き残った神々の魂を全てゼクトで間引かせ、手に入れるのが目的。
アニマはかつて自らの手駒を操ることに何らかの失敗をしており、
そのためにゼクトは「人形」として徹底的な調教が施されている。


あごるん:v5.0.0大型アッポデートで実装されたキャラクターだが、
当時はいまいちそのストーリーの意味はわからなかった。
覚醒ロキのストーリーによって神々が復活するための機構が失われ、
その魂が有限となったことでゼクトによる回収が必要不可欠となっているわけだ。

アニマの「失敗」が何なのか、具体的なところはわからないのだが
文脈から察するに自分の手駒の裏切り……などについてだろう。
ストーリー内でアニマに背いたのはアニマの仔であるネフティリア
辺りだろうか。ネフティリアは煉獄神であるアニマによって生み出されておきながら、
神々の使徒を抜けた。


実際、バベルが崩壊した後に地上に生き逃れた神々の数はどれほどのものなのか。
ロレッタのストーリーでは、
「かつて神と呼ばれ天に棲んでいた者たちは地に堕ち、
東の世界で汚らわしき在来種と不毛な争いを続けている」とある。
多くの神々が東の世界に堕ちたのかもしれない。
堂々と西の世界で生きているのはヴァルトくらいのものか。


・ズィール
ズィール
昼は明るく夜は暗い。そ17年後に使う道具
んな当たり前の事も僕を、吟味し磨き、彼女
は忘れて心はしまった。は数多、用意してい
一つ。体は無数。刻此処がどこる。かも分か
まれ続け、やがて感じらないまま、或いは僕
るものも無くなる。の体も分からないまま。

欠けること他の人には彼女が来る。僕
無く体狩りを会ったこ痛痛痛痛は箱と
を探す行う為とが無いいいいい箱から
に僕達は居る故に箱に入り僕を出し箱
。全ては彼女即ち箱に入りから残党の
の為にただ其れを箱に入れ欠片を出す


あごるん:ストーリーも体もパズルのピースで出来ている。
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v5.6.0時から解読も何もしていないので前と同じ内容だが、
一応色ごとに繋いで文章の形になるようにある程度直したものを
載せておく。

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「17年後に使う道具を、吟味し磨き、彼女は数多、用意している」
「彼女が来る」「箱から残党の欠片を出す」
「狩りを行う為に僕達は居る」

何分このパズルのストーリーしかないために明確にアニマの所有物という
証左はないが(というかこのゲーム、証拠のあるもののほうが少ない)
幾つかの単語。「狩り」「彼女」「残党」などから
アニマが神狩りのために用意した道具の一部だということがわかる。


「17年後に使う道具」。
つまり大災厄が起きてからの17年。大災厄が起きることを
知っていた人物しか言えない、そして用意できないものだ。
ズィール
進化後ズィールの背景にはアニマらしき人物の顔が映っている。
髪型、分け目は大体一致している。


・アニマ
アニマ
創造主によって生み出された最初期の神々の一人。
哀しみのアニマ。煉獄を司る神であり人の世の魂の管理を
司っていた。アヌビスとネフティリアはアニマより生み出された使徒である。

バベルの最下層で魂の研究をしていたロキとは親交が深かったらしく、
大災厄の時点より一千年前まではロキと顔を合わせていたらしい。
アニマがどういった形でバベルから離れていたのか、その際に何らかの
事件を起こしていたのかは不明。


RTD世界の秘密を知る一人であり、封印指定をされている。
「禁忌に触れし者/禁忌を犯せし者」とされており、
大災厄の際に姿を現してからは教国の一人として行動している。
虚口を開くために三つの封印を解くこともアニマの目的だが……。

谷の大陸に現れ、フォウによって致命傷を負った
エルフィオーレを治癒し、フォウを処分して姿を消した。
対価としてエルフィオーレの「耳」……ドラゴンの声を聴くための能力を
奪っている。


あごるん:ロキとアニマの目的については一本の考察記事として
上げようと思っていたのだが、さほど分かっていることが多いわけでもないので
このキャラ語り記事で書いてしまうことにした。

アニマ☆5
能力や目的においてもロードラのラスボス……とも言える存在。
あるいはラスボス級に強い中ボス、という立場。
ガチャの形式もラスボスだった。それは置いといて……。


ジ・オースの覚醒ストーリーの通り、最初期に生み出された神の一人。
ディオーネ、あまてらす、ヴァルトルス、そしてアニマ。
つまりアニマ自身は間違いなく創造主から生まれた存在である。
しかしアニマはいつの段階でか、RTD世界の仕組みに気づいてしまった。
アニマの立てた仮説こそが大災厄の始まりである。


世界の造りについての当ブロンゴの考察はこちら。
⇒ロードラの考察① ロードラ世界の始まり 


月世界で行われた延々の世界のループから抜け出し、
創造主が「月の墓場」に生み出したのがRTD世界……
という仮説を世界に散らばる幾つかの証拠(ループの残滓)
から導き出したのがアニマ。最初期の神々にはこうした
RTD世界の仕組みに気づく者も少なくない(ディオーネなど)
アニマもその一人であり、その仮説は正鵠を射たものだった。

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アニマとロキは同じ情報を共有し、それぞれの目的のために手を組んでいる。
ただし、二人の目的は大きく違う。
アニマが目指すのは虚口を開くことによる悪食の侵略。
ロキが目指すのは創造主だけがその造り方を知る「完璧な魂」の創造である。


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二人の目的は全く違うが「創造主に牙を剥く行為」という共通点がある。
そのためにアニマは神々を離反し、ロキとは大災厄までの一千年、
顔を合わせていない。
火覚醒ロキのストーリーには「確かに棄てたはずの逢瀬」とあり、
かつては同じように研究し、言葉を交わしあった関係だったということだろう。


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アニマの目的はアニマ自身のストーリーで既に語られている通り。
「国と種と、そして杭」「虚ろな口を塞ぐそれらを彼女は彼女と穿つべく」
虚ろな口というのはつまりそのまま裏世界とRTD世界を繋ぐ虚口のこと。
国(王都)、種(最古種の鍵)、杭(バビロディアスの塔)。
この三つが虚口を塞いでいるものであり、この全てが陥落することで
RTD世界は裏世界……つまり悪食の胃の腑に呑み込まれる。

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アニマは封印指定原書にされているが、その内容は反転している。
そしてアニマは自らを依り代とすることで臓腑から
「かつての愛した者」を呼び出している。

これは自らの「反転」した姿を呼び出している……と
捉えることができる。ラフデザインワークスによると
アニマには「双子」の没イラストが存在する。そのイラストでは
白い長髪の、アニマとよく似た女性がアニマと寄り添っていた。

アニマ
アニマはバベル崩壊時にロキと出会った後、
「懐かしげに六つの月を眺めている」……
これは元々、アニマのルーツである創造主が月世界に
生きていたことをアニマが知っているためだろう。

「懐かしげに」という部分に郷愁を感じることができる。
これに意味を求めるなら、創造主より分かたれた魂の欠片である
アニマはかつて自らのルーツが生きていた月世界への回帰を求めており、
月世界とRTD世界の両方を「裏世界(悪食)」に呑み込むことで
その目的を達成しようとしていたのかもしれない。

アニマ
ラストカットインで見てわかる通り、
最終的に悪食側との決着をつけることなく物語は終わっている。
そのことを呆れるような、惜しむような口調である。


・ロキ
ロキ
ロキ火
ロキ水
ロキ新
バベルの深き階層に存在する「魂の間」にて魂の研究を
行っている神。
しかし魂を工面する権限はロキにはなく、唯一アルテミスにのみ許されている。
なので使徒達が刈り取ってきた魂や、自然に消費された魂を用いて
研究を進めている。

魂が宿る「魂の器」についても独自の研究を進めていた。
その成果として依り代(よりしろ)やヴァルザークなどがある。
後に自我を得た依り代は地表に降り、ネフティリアと遭遇している。
オリジナルの依り代は寿命で消滅したが、依り代の魂をコピーして
生まれたよりしろたちが世界に残っていった。
(ちなみに虹の時代においてのロキはよりしろと共に生活している)


バベルにある神々に不死の性質を与える機構はロキが生み出したもの。
子を遺すことのできない神々が悠久の時を生き、世界を
観測し続けるためのものである。
この機構は後の大災厄によって崩壊した。


ロキは魂の研究を続け、神々に貢献してきたが同時に
神々を脅かす異端の存在でもある。ロキの真の目的は
「完全なる魂」を生み出すこと。つまり創造主の領域に達することが
ロキの最終目的である。全ての研究は「完全なる魂」のためであり、
そのためなら神々を裏切ることも辞さない。

神々とその大元である創造主とは相反するはずのガルマ・ガラドとも
親交がある。
さらにヴィーラの死からバベルを堕とす計画を考えついており、
大災厄によるバベル崩壊に関与していた可能性も高い。

ロキ
竜化による死は神々の不死をも無効にする……という龍神デウスの権能に
深い興味を抱いており、大災厄後に悪食化の影響を受けていたデウスに
も近づいている。

大災厄の十七年後は世界樹にてよりしろと共に魂の研究をしていた。
新主人公たちと出会い、ガルマ・ガラドへと導くが……。
さらに選ばれし者と出会ったことでその魂を解剖させてほしいと
頼み込んでくる。


大災厄の後にディオーネと二度接触している。一度目は対話、
二度目は戦闘に。ロキとディオーネの間で一体何が起こったのか……?


あごるん:何度も書いている通り、ロキの目的は
「完全な魂」の創造で間違いないと思われる。
理由は幾つかあるが、バベルを離れた後もロキは研究を続けていること、
そして第一にアニマと袂を分かっていることが挙げられる。

アニマは悪食の力を用いて世界を手に入れようとしている。
ロキの目的が世界に既に在る何らかの事象や、あるいはRTD世界の支配や破壊ならば
アニマと行動すれば良いだけの話である。


ロキ[闇]
ロキは非常に頭脳明晰で世界の秘密についても多くを知り得ているが、
三神……デウスの竜化、そしてアルテミスの魂の付与といった特別な力は
手に入れることができない。そのため非常に長い時間をかけて計画を練り、
時を待っていたものと思われる。

ストーリーによっては時に善人に見えるような行動を取っているが、
その全ては彼の研究に必要不可欠だから取っているだけのことだろう。
また、ガルマ・ガラドと親交があるというのが本当ならば
ロキの真意をガルマは知り得ていてもおかしくない。


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そしてここが非常に気になる部分だが、ロキは大災厄の後に
一度だけディオーネに会いに来ている。ベイル街に現れ、
新しくなった下宿と思われる建物を訪れている。
水覚醒ロキの台詞も意味深なものであり、内容はこちら。
「なるほど、悪く無い」「実に合理的な帰結だ」
「其処こそ戻れぬ境界だ」

境界というのはもちろん、ディオーネと掛けての意味。
つまりこの時点でディオーネに何らかの誘いをロキは持ちかけ、
それを断られた。交渉が決裂した……という形に見える。


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後にどういう状況かはわからないが神々を使役するロキが
ディオーネと対決している。この戦いこそが交渉が決裂したことで
避けられなくなった二者の激突と見て間違いはない。
ディオーネは彼女自身しか持ち得ない情報、あるいは能力を秘めている。
ロキはそれを求めていたのではないかと、自分は考えている。


さて、最後に選ばれし者について。
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ロキは選ばれし者(プレイヤー)に非常に興味を示している。
なぜなら選ばれし者こそ、ロキが求める完璧な魂だからだ。

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真なる神、つまり創造主への挑戦。この時にロキが語った言葉こそが
彼にとっての真実であり、目指すべき到達点。
選ばれし者はその答えの一つ……ということになるだろう。
その辺りについても色々書きたいが考察記事の最後のネタがなくなるので
ここでは終わり。



ロキはデウスの竜化に、アニマは教国として竜の声を聴く力に
興味を持っている。ロード・トゥ・ドラゴンはそのタイトル通りに
ドラゴンこそが大きな謎を秘めている。それがアニマたちの目的なのだが、
いかんせん情報が足りなくて当ブロゴではこれ以上何もわからない。

その辺りはたぶん、新主人公(特にエルフィ)の冒険で
明かされる予定だったものと思っている。
非常に無念の気持ちが強いが、分かる範囲で考えていくという
スタンスで書いていくのが当ブロゴのスタンスなのでそこは
最後まで一貫させていこうと思う。いじょうです。