◇テリヤキ◇
ドーモ、あごるんです。
ロード・トゥ・ドラゴン がサービス終了するということで、
最期のキャラ語りをしたい。
基本的に全キャラクター(ラストカットインのあるキャラ)について語りたいと思っている。
どんなキャラクターでも一文以上の感想と、
「終わりの道」でのラストカットインを用意する。
米 注 米
ただし、おそらくこれが最期の機会になるので語り記事には
・物理グッズ(サントラ、ラフデザ、公式データブック、ノッベル)の情報
・根拠のない想像、個人的な妄想、忌憚なき意見の数々
・性癖
などが大いに含まれる。はっきり言ってキャラクターの「最終的な考察」には
成り得ないので注意してほしい。
このロードラというゲームの中で自分の視点で見たキャラクターを
ありのままに語ることになる。極々、個人的な感想だ。
ユニット画像・ストーリー画像については色々と事情があって貼らない。
ストーリーがわからない場合はWikiなどを参照して欲しい。
もしこれらの記事を見る方がいればその点に注意してほしい。
前置きは以上。
この記事では 狭い国 から
カルル
カサンドラ
カルディア
ウォルター
アリス
アリス
について。
カルル
カサンドラ
カルディア
ウォルター
アリス
アリス
について。
・カルル
漁師を生業とする家系に生まれた少年。
ドラゴンやモンスターが海を荒らすことを許せず、
元凶を退治するために旅に出る。孤独な航海を続けているが
幼い頃に父が語ってくれたある海姫の伝説を心の拠り所にして
旅を続けている。
かつて父が語って聞かせてくれた海姫の伝説についても
各地で言い伝えを聞き集めており、それを書にしたためている。
いつかその伝説を物語として子供たちに伝えていくのが彼の夢となった。
海の平和を守ることよりも大切な夢を見つけたカルルは、
水の時代の多くの原書を記した。彼の最期の遺書となったのは
カルルの娘であるアリスを主人公としたある書。
しかしその原書は消失してしまっている。
あごるん:「不思議の国のアリス」の著者である
「ルイス・キャロル」から名前を取られているものと思われる。
ちなみにアリスと父娘の関係であることは公式データブック以外には
記されていない。買ってて良かった公式データブック!
「水の時代の多くの原書を遺した」と言われている。
おそらく原書というのはユーリカが紡ぐ禁書の大元になった物語。
幾つかのインタビューで明らかになっている通り、ユーリカ自身が
記した物語だけが禁書となっているわけではない。カルルが旅の中で
集めた伝説などが回り巡って英雄譚として禁書になっているんだと思われる。
アリスと狭い国を舞台とした一連の出来事の発端……と言ってもいい。
少なくともアリスの原書がなければ狭い国は生まれず、アリスが
物語に落ちることもなかった。なまじ自らの死の前に愛娘に遺そうとしたから
こそ、その物語は魔を帯びてしまった……とも言える。
ただ、その行いはカルルが幼い頃に亡くした父が語ってくれた
海姫の伝説に勇気をもらって生き続けてきたカルルの想い。
同じように父を失くすアリスへ、何かの寄る辺を遺したかったのだろう。
・カサンドラ
狭い国を統治するハートの女王の従者。
横暴かつ強大な力を持つ女王のことを恐れており、
冬眠している女王が起きてしまうことを何より恐れている。
敬語で喋るが女王を起こす可能性のある者に対しては口汚く罵る。
女王は一年のほとんどを寝て過ごし、その間はいかなる客も城内へ入れてはいけない
という決まり。それを知らず城に押し入ってきたアリスに驚愕する。
それと同時にハートの女王であるカルディアは起き出すが……。
アリスとウォルター、カルディアとカサンドラが揃ったその場所で
奇妙な猫の笑い声が響き、アリス以外の目には映らない何者かが
カサンドラの物語を食み、砕いていく。次第に身体が欠け、
カサンドラが消えていく中でアリスのみがその存在に気づいていた。
あごるん:ハートの女王に怯えまくっている従者。
狭い国に起き始めている異変については少しは知っていたようだが、
アリスについては詳細は全く知っていない模様。
強大な力を持つ女王を非常に恐れており、女王からは
「まぬけな従者」として首を刎ねられかねない立場。
しかしラストカットインではこう言っており、
カサンドラが物語を喰われて死んだ時はカルディアもカサンドラを呼んでいることから
実際のところはそれなりに心が繋がっていた関係だったのかもしれない。
うるせぇ少し黙ってろ!
・カルディア
狭い国を支配するハートの女王。
狭い国に住む者ならば女王の定めた決まりを破る者はいない。
一年のほとんどを冬眠して過ごし、その間に起こしてはならないという
決まりがある。
アリスによって城に踏み込まれたことで目覚める。小さな体に
似つかわしくない巨大な地響きが鳴り、強大な力を持っていることが
伺える。城に踏み込んできたアリスが何者なのかを見定めるために
正々堂々の「血闘」を申し込もうとするが……。
ウォルターはカルディアの首がアリスによって落とされる
瞬間を目撃している。
あごるん:カサンドラの視点ではいかにも横暴な女王だが、
カルディア自身はアリスを正々堂々と見極めようとする姿勢を持っていて
それなりに冷静な点が見える。さらに「猫(悪食)」の存在に気づいており、
イレギュラーであるアリスを猫と結びつけて考えていた。
ウォルターのストーリーではハートの女王(カルディア)の
首が落ちる瞬間を捉えている。アリスがやったのかは不明だが、
血を浴びているのはアリス。
時系列で考えるならカサンドラ→カルディア→アリス(闇)→ウォルター
の順ならば辻褄は合うが……?
狭い国の時間の流れはよくわからないところがある。
カルディアはほとんど一年中を眠っているが、ウォルターは毎日ハートの女王に
呼び出されていびられ、蹴られている。では女王が冬眠から起きた「一日」が
延々と繰り返されているのか? それならカサンドラが怯える必要もないような。
アーッ! わからん!
カサンドラがどうかはわからないがカルディアは描かれている限りでは
唯一、「猫(悪食)」の侵攻に気づいている。
そして「猫(悪食)」の行動は同じ物語を繰り返す狭い国では当然、イレギュラーとなる。
ドラゴンの存在も「猫(悪食)」によってもたらされたイレギュラーの一つと
自分は考えている。
ウォルターのストーリーでは「見た事も無い怪物が現れハートの兵を燃やし尽くす」
と書かれている。狭い国に存在しない、火を放つ怪物……これは
ドラゴンのことだろう。ちなみにドラゴンについてもカサンドラは知っており、
「ドラゴン共」と呼んでいる。女王側が使役しているような口ぶりではないので
ドラゴンの存在は女王側にとっても想定外のものなのではないだろうか。
とはいえ! そうなると! ウォルターにとってのイレギュラーを
カサンドラは知っていることになる。狭い国が同じ物語を繰り返す
「書の世界」であることを知っているのはウォルターだけなのか?
それともイレギュラーの存在を一部認識しているカサンドラやカルディアも
狭い国の構造を知っているのか? ほらよくわからなくなる!
AAAAAAARRRRRRRRRRGH! あたまがはれつしそうだ!
ということもあって自分はこれまで狭い国について考察めいたことを
してこなかった。最後だから少しは考えてみたがやっぱりわからない。
タスケテ……。
・ウォルター
本名をウォルトリアム・ハリ・ダークラウド・フォンラートIII世という。
しかし本名はとうに忘れ去っている。
狭い国に暮らすおかしな帽子屋であり、そして
自分が暮らすその世界の出来事が毎日同じ繰り返しである事を知っている。
狭い国の出来事は全て「既に書かれた」事象だということをウォルターは知っている。
彼は毎日お茶会を開き、意味のない謎掛けをし、そして女王に
呼び出されていびられ、蹴られ、殴られる。その日々の繰り返しを
生きてきたウォルターだったが、ある日の様子は違った。
見たことのない怪物、首を刎ねられるハートの女王。
そして血を浴びる少女。その時からウォルターの時間が動き始めるが……。
数千年間を霧に包まれた狭い国で眠り続け、
いつかアリスがウォルターの心の霧を晴らしてくれることを
願い続けている。
あごるん:狭い国の構造を知っている帽子屋。
同じ日々を繰り返して生きていたが、ある日現実世界のアリスと
物語の主人公であるアリスが自我をトレードしたことが切っ掛けで
彼の時間は動き始める。
後にアリスに付き従ってハートの女王の居城に同行する。
ハートの女王の首が落ち、血を浴びるアリスを目にするが……。
時系列は上に書いたようにカサンドラ→カルディア→アリス(闇)→ウォルター
と考えると合点がいく。ただ、これはアリスによるイレギュラーが起きた後に
狭い国がループしていない前提である。
ウォルターとアリスが出会い、城を目指して侵攻する
↓
アリスが城に侵入し女王が起床
↓
カサンドラが悪食によって喰われ消滅
↓
アリスがカルディアの首を落とす
という順ならば時系列上の矛盾はないと思われる。
アリス(光覚醒)のストーリーにおいて数千年間、
お茶会を待ちながら眠り続けるウォルターが記されている。
(リーヴァの言う国民全てが眠り続けている国の王様?)
カルディアの城で起こった出来事から大きく時系列が飛んでしまい、
なぜウォルターは眠り続けているのか? また狭い国に霧がかかる理由、
そしてアリスはどうなったのか……などについて明かされていないので
不明瞭な点が多い。
狭い国は書に記された「物語の世界」だが、「霧の大陸」として
東の世界に存在しているらしい。これはおそらくノーマルクエストとして
配信される予定だったと思われる。つまり狭い国が何らかの出来事を
切っ掛けにRTD世界に現れている……ということになる。
アリスの原書が記されたのは水の時代。そこから数千年間を
ウォルターは眠り続けている。つまり狭い国の中でも時間は
流れ続けている、あるいはアリスによって時間が流れるようになったということか。
アリスに起こった出来事について詳細を記されてはいないが、
ウォルターは一貫してアリスに救いを求めている。
彼の時間を動かしてくれる者はアリスしかいないのだろう。
・アリス
元は水の時代に生きていた少女だったが、父であるカルルが
遺書として書き記した「アリスを題材にした物語」を読んだことで
自らの偽魂体と遭遇し、自我を喪失、或いはトレードした。
後にアリスは狭い世界に現れ、ウォルターと共にドラゴンを駆逐しながら
ハートの女王の城にたどり着いた。その場でアリスはアリス以外には見えず、
聴こえない猫のような笑い声を上げる何者かと出会う。
状況は不明だが女王であるカルディアの首が落とされる瞬間にも立ち会っている。
それを行ったのがアリスかどうかは不明。
その正体は……?
あごるん:アリスについての物語は「霧の大陸」、つまり
追加実装される予定だったノーマルエリアも関わっていると見られ、
ストーリーの全貌を解き明かすのは非常に難しい。
(この言い訳はだいたいどこの記事でも書いています)
なので、アリスの物語に焦点を当てて考えるのはやめて
アリスが何者であったのか? ということについて考えていく。
アリスは何者なのか。そもそもの始まりはアリスの父であるカルルが
アリスを題材とした物語を書いたことが発端である。その遺書は
禁書として十分な力を持っており、それが原因で一連の出来事が起きた。
以上の症例から分かるように、
アリスは自身の偽魂体と遭遇してしまった事で自我を喪失、
或いはトレードした。これは極めて希少な事例であるが、
以後このような事が起こらぬよう禁書及び惑いの書は、
より厳重に管理すべきものと思われる。
アリスは自身の偽魂体と遭遇してしまった事で自我を喪失、
或いはトレードした。これは極めて希少な事例であるが、
以後このような事が起こらぬよう禁書及び惑いの書は、
より厳重に管理すべきものと思われる。
報告者:クロノ・パラディン
アリスを題材として書かれたこの物語には、つまり主人公となる「アリス」という
キャラクターが存在する。
それは現実のRTD世界で生きているアリスの偽魂体(禁書によってコピーされた人物)
に相当し、現実のアリスと物語のアリスが出会ったことで自我の喪失、あるいは
トレードが起きた。これが全ての始まりである。
では誰が偽魂体のアリスなのか。これは単純に考えて
狭い国での冒険を繰り広げているアリスだ。
アリスのアクセサリーは「偽魂のジョーカー」であり、
それはそのまま偽魂体であることを示している。
偽魂のジョーカーには「やがて真へ転じる偽」というアクセサリー文章がある。
偽魂体のアリスはいずれ、「真のアリス」になろうとしている。
偽魂体のアリスは「私がアリスよッ!」「ニセモノは引っ込んでて!」
という台詞を言っているが……勿論偽物は彼女のほうである。
また、「ニセモノは引っ込んでて!」という台詞から想像するに
本物のアリスの自我も同じ身体に内包されている可能性がある。
それを抑えつけながら偽魂体のアリスは冒険しているのかもしれない。
昔の自分の考察は今と少し違ったがその辺りの差異について
修正していくとまた面倒なことになるので省く。
閑話休題。
狭い国にはアリス、そして女王以外にもうひとつの勢力が存在している。
それがカルディアの言う「猫」である。これは言うまでもなく
悪食のことであり、原典のアリスになぞらえれば「チェシャ猫」だ。
カルディアは猫とその使者を警戒している。悪食の勢力の目的は
言うまでもなく狭い国の支配・獲得だろう。
具体的にどの「悪食」がいたのか? ということはストーリーでは
明らかにはされなかったがロードラ図鑑のアップデートによって
「ファイヴの兜」と「セヴンの仮面」が確認されている。
少なくともこの二人の悪食が狭い国に関与していたと見て間違いはない。
二人の悪食についてこの記事では大々的に取り扱わないが、
一応軽く。
ファイヴ→お茶会にあるのは兜。ファイヴはストーリーにおいて
「ルイス」なる槍使いと戦っており、この巨躯の戦士を打ち倒して
自らの「鎧」としてあつらえている。ちなみに「ルイス」という名前は
アリスの作者である「ルイス・キャロル」を想起させる。
ルイスは狭い国を守っていた兵士、あるいはセキュリティのようなもの
だったのかもしれない。
ちなみにカルディアのストーリーの語り部は「猫」のもの。
「そもそもただの猫であるボクには、一切合切関係の無いことだ」
ボク、という一人称はファイヴと同じものなので
この語り部=ファイヴなのかもしれない。
ちなみにセヴンについては一人称が判明していないので判断できないが、
口調は語りとは大きく違うような。
セヴン→狭い国に関わっている描写やその性格などについては
ファイヴより前に実装されているにも関わらずさっぱり判明していない。
気にかかるのはこのセヴンの仮面が椅子ではなく、テーブルに
立てかけられたアリスの剣に掛かっていること。
さて、悪食はどういう形でアリスと関わり、その事態はどういう形で
幕を閉じたのか。これについても全く! 情報はないので
想像していくしかない。
アリスはカサンドラの消滅を目にしている。アリス以外には猫の姿は見えず、
声も聴こえない。猫の存在を知っていたカルディアでさえも
その存在を見ることはできない。
ではなぜ、アリスだけが猫を感知できるのか。
それはアリスが偽魂体だからだろう。他のモデルのいないキャラクターとは違い、
アリスには元になった存在……本物のアリスがいる。アリスが偽魂体である、ということが
他のキャラクターとの大きな違いだ。
では猫を知り得るアリスはどう悪食と関わったのか。
猫を見たアリスについて語っているのはアリスの闇覚醒だ。
このアリスのアクセサリーは気になる名前となっている。
「悪魂のジョーカー」……アリスのアクセサリーではそれまで、
「真」か「偽」かについてしか語っていなかったのにここで新しく
「悪」が現れている。
「真魂」は本物のアリスの魂。
「偽魂」はアリスの偽魂体。
では「悪魂」は? ここで思い出すのはアリスの剣に重なったセヴンの面。
つまり「悪魂のジョーカー」とは悪食に染まったアリスの魂を指すのではないか?
アリスの武器はナイフとフォーク。キャッチーで目を惹く武器だが、
実のところ原典である「不思議の国のアリス」にはこの手のカトラリーを
大きくモチーフにしている要素は少ない。お茶会などで目にはするかもしれないが。
つまりナイフとフォーク、食器を武器としているのは悪食化のイメージそのもの……
という考察をどこかで見た。自分が考えたわけでは全くないが、
確かにそう考えると面白い。
さて、悪食に侵蝕されたアリスはどうなったのか?
ウォルターの視点ではアリスがカルディアの首を刎ねているように見える。
これが悪食化したアリスによって為されたことならば納得できる。
悪食(セヴンとファイヴ)はアリスの身体を乗っ取ってカルディアを殺し、
狭い国を手に入れようとした……。
そして、どうなったのか? アリスは悪食化したままなのか?
これについては否である。
わたしは病きにかかった。
うさぎが1ぴき、あなに落ちた。
わたしの夢。
カードたちが燃えている。
やりがわたしに刺さっている。
しかしわたしはそれでは無い。
わたしはアリス。
あなたはアリス。
アリスの最初のストーリー。
この中に「やりがわたしに刺さっている」という一文がある。
狭い国の中で槍を持っているキャラクターはファイヴのみ。
つまり、アリスとファイヴは何らかの形で敵対しているものと考えられる。
アリスと悪食の敵対。それはつまり悪食の人格へのアリスからの抵抗。
その結末もアクセサリーに既に記されている。
偽魂のジョーカー+ 「燃える自我、遺るは偽る己の心」
二つの自我(悪魂と偽魂)がぶつかり合い、残ったのは一つ。
「偽る己の心」……つまり偽魂体。
アリスはずっと自らの心を偽ってきた。
自らが「ホンモノ」だという嘘を信じ込んで「アリス」を続けてきた。
しかしどこまで行っても自分はホンモノではなく、偽のアリスだった。
最後は偽魂体のアリスは眠りにつき、真のアリスが目覚める。
偽りのアリスは役目を終え、本物のアリスが夢から戻ってくる。
偽っていた心と対峙したアリスは眠りの寸前に何を想ったのか。
真か偽か。その本質よりも重要なのは自らがどう信じるかということ。
重要なのは自分がホンモノかニセモノかではなく、自らの進んだ道を
自らの物語だと胸を張って言えること。
だとしたら、たしかにこれはアリスの物語である。
・アリス
わたしは病きにかかった。
うさぎが1ぴき、あなに落ちた。
わたしの夢。
カードたちが燃えている。
やりがわたしに刺さっている。
しかしわたしはそれでは無い。
わたしはアリス。
あなたはアリス。
長い眠りにつき、アリスの夢を見ていた真のアリス。
目覚めたことで彼女を夢へ誘った偽魂体のアリスは眠りについた。
一つの物語は幕を閉じ、ここからは彼女の物語。
あごるん:
わたしは病きにかかった。
うさぎが1ぴき、あなに落ちた。
わたしの夢。
カードたちが燃えている。
やりがわたしに刺さっている。
しかしわたしはそれでは無い。
わたしはアリス。
あなたはアリス。
このナンセンス詩めいたものは真のアリスの視点。
「わたしの病き」→自我の喪失
「わたしの夢」→夢として見ている狭い国の世界
「やりがわたしに刺さっている」「しかしわたしはそれでは無い」
→槍がアリスに刺さっているが、それは偽のアリスであり真のアリス自身ではない。
狭い国において「時計うさぎ」のキャラクターがいないのは
アリス自身(偽魂体のアリス)が時計うさぎの役割を持っているから。
偽りのアリスこそ真のアリスを夢へ誘った時計うさぎ。
歪な時計とウサギ帽子のモチーフ。
真のアリスはまだ何も知らず、彼女がどんな道を歩むのかは
誰もしらない。
願わくばそれが霧に包まれた狭い国を救う、輝かしい冒険譚であってほしい。
コメント
コメント一覧 (1)
いやー、偽アリスのストーリーめっちゃ熱いじゃないですか!(たぶん)
やってた当時は「なんだこりゃわけわかんねー」ってヨダレ垂らしながらやってたんですが、
知らないままロードラを忘れるようなことにならなくてよかったです。
しかし、記事が進むごとにロードラが終わりの道を歩んでいくようで寂しくなります。
あごるん氏が記事を書き終えた時こそ、自分の中ではロードラの終焉かもしれません。
とかなんとか言っちゃってますが、記事楽しみにしてますので、引き続きそれなりに頑張ってください!w