ドーモ、あごるんです。
四年間近く追ってきたロードラという物語が志半ばで終了してしまった
ことは悲しむべきことだが、遊んできたプレイヤーとして全体的な考察を
最後に残しておきたいと思う。


・ロードラ世界の始まり
・ロードラ世界の未来
・選ばれし者とロードラ世界の終わり


これらについて語っていきたい。
長いのでぶんかつする。
長い上に分かりにくい。がまんして読むか、
読まないかはこれを目にした人次第。



全体的な考察! などと仰々しいことを言っておいてなんだが、
まだまだ構想を残したままの終了になったことや自分の知識不足、
思い違いなどで穴だらけの考察となるとは思う。
あくまで一つの見解として見てほしい。

今後の「最期のキャラ語り」記事はこれらの考察を前提に
書いていく。

また、この記事ではコメントオーは受け入れていない。


⇒ロードラの考察① ロードラ世界の始まり


この記事では ロードラ世界の未来 について。  



・現在と未来

ロード・トゥ・ドラゴンでは七千年に及ぶ戦いが描かれている。
長い歴史の中なのでキャラクターごとに基本、時系列はバラバラ。
世界の開闢から生きている者から、現在である虹の時代のごく短い
時間に生きる者まで様々な人生があり、様々な時代が語られる。
しかしその中に異質なものがある。
宝条まゆ
それが「未来」を生きるキャラクターである。

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ロードラ世界(以下RTD世界)の「未来」では
無から虹の時代までの七千年の戦いとは大きく異なる戦争が
繰り広げられており、世界は度重なる戦争で荒廃してしまっている。
そこで純粋な疑問として浮かび上がるのはまず、
え? 虹の時代で世界を救っても無意味なの?
ということだ。

大筋のストーリーとして人と竜の戦争を決するために
七千年の戦いがあり、幾度となく訪れる滅びを越えてようやく
人類は虹の時代までたどり着いた。そこで「主人公」となる
アレンたちは虹の時代の勇者候補として未来を切り開くべく戦い、
プレイヤーである「選ばれし者」も世界を守るために危険に身を投じている。


しかし人と竜の戦争を越えた先が荒廃した未来だというのなら、
全てに意味はなくなってしまう。
今回の考察ではこの「未来」がどういったものなのか。
そしてどのような位置づけなのかということを考えていく。


・虚神と機械の世界


未来に関する戦いは「未来」に生きるキャラクターのストーリーで
語られてきた。というか虹の時代が「現行」の時代であるため過去は
語ることができても未来は語ることができない。
言わずともわかるが未来については難しい扱いであり、あまり
詳細なことはわからないままサービス終了となっている。

ギグネス
が、比較的新しめのユニット群である「虚神」では
荒廃した未来に至るまでの時系列が語られている。
これをまずは見ていく。

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わけがわからんと思う。
自分もわけがわからん。
た、助けてくれェーッ! みやう、

一つ一つの出来事から見ていこうと思う。


-GD7498 第三始界
ちなみにGD7046が大災厄が起きた年だ。v5.0.0以降の新世界は
ここから単純に17年を足せばわかる。そこからおよそ400年後辺りに
「第三始界」が起きている。これはおそらく大災厄でも起きた世界の破壊と再生だろう。
第一が無の時代の開闢。
どのような要因で起きたのかは不明だが、この時点ではまだ
人と竜の戦争は決していないと思われる。

-GD8004 「バベル」「西大陸」崩壊
ここはかなり重要だが大災厄(GD7046)で崩壊したはずのバベルが
この時点で崩壊している。およそ1000年のズレがあり、
つまり大災厄が起きるか起きないか、それは未来を変えるファクターの
一つであると言って過言ではないと思う。
西大陸はつまり西の世界。おそらくこれが「人と竜を決した戦争」。

-GD8012 「神の肚」堕天
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人と竜の道が決したのがバベルと西大陸を崩壊させるほどの戦争。
そして道が決したことで遺ったのが「神の肚」と呼ばれる何か。
つまりGD8004~8012に起きた戦争がきっかけで神の肚が遺り、
神々は息絶えた。


-GD8529 第三次「欠記症候群」
四霊神の一角であるル・オンがばら撒いているとされる、
「記憶を失くす病」。大災厄から17年の間に一度起こっており、
新主人公であるサヤは欠記症候群の謎についても関わっている。
この時点でも霊神ル・オンは活動している、ということだろう。


-GD8828「六大陸」、統一。「王律国」建国。
西大陸は「崩壊」していることを考えれば元々、大陸は七つ。
生き残った者たちで創り上げたのが「王律国」と思われる。
統治者が誰かはわからないが最古の七種が関わっている可能性はある。


-GD9176 「第七帝国」推国
機械と人工知能の発展によって人類に新たな進化を促そうとしている
のが第七帝国。また余計なことを……。
第七帝国と王律国は戦争を始める。

第七帝国は死んだ人間を素体とした半人半機の兵器、「葉空」シリーズを。
王律国は一から造り上げた完全な機械兵士、「宝条」シリーズを。
それぞれが生み出し、人ではなく機械が殺し合う人類同士の戦争へと発展していく。


-GD9822 「最古の七種」絶滅、「月世界」消滅
全く原因がわからないが最古の七種が絶滅してしまっている。
特別言及がない悪食についてはこの「未来」では既に脅威が去ったものと
思っているが……荒廃した世界で生きていけなくなったのだろうか。
それほど柔な生物ではないと思うが……。
最古の七種が絶滅したことで月世界が消滅している。
つまり、現存するのはこのRTD世界のみとなった。


-GD9999 「始界」封印、「特異点」断絶
始界はつまりレイによる世界の再生。そして「特異点」は
おそらくアルテミスのアクセサリーで語られている刻の釘。
「未来への分岐点」のようなものと思われる。
つまりこの時点で既に世界は引き返せないところまで到達しており、
この直後に未来を決定づけるほどの恐ろしい何かが起こる、ということ。


-GD10252 胎動
神の肚から造られた虚神の胎動。これらが目覚めたことで
それを生み出した「第七帝国」は消滅させられた。
虚神四機は手にした胎が望む
「神」たる存在としての役目を、ただ果たすべく覚醒する


「神の肚」とはつまり創造主の機構。それを元に生み出された虚神たちはつまり、
「機械」と「神(創造主)」の中間。半神半機とはそういう意味である。
神の肚は創造主の機構であり。機構は神を望み、役割を与える。

つまり「人と竜の戦争」は決したが世界をかつて理想郷へと変えようとした
創造主の機構だけが遺っていた。第七帝国がそれを使い虚神を生み出したことで
虚神は「神」としての役目を遂行し始める。


-GD11492 起動、「北方地区」消失
虚神の起動によって北方地区が消失している。
北方地区……というのはつまり北大陸のことだろう。
これまでのストーリーでもあまり語られた場所ではない(ブラッドの城くらい)
ので詳細は不明。


-GD11493 「バベル」転現、「邪竜」転生
虚神の完全起動から一年ほどで「バベル」が転現している。
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新たなバベルは「FAZ-3028號 葉空すみれ」と繋がれている。
バベルの機構を制御するために葉空すみれはそれと接続した。

では「邪竜」とは何なのか。
エウレカ
これがバベルの機構である以上明白なのは創造主(D)に
関連すること。竜ではなく「邪竜」というのは神とバベルという形が
虚神によってかなりねじ曲がった歪な形となっているため。

つまりこの時点で創造主の機構とバベルが現れてこそいるが、
そこに創造主の意志はなく。ただかつてRTD世界を制御するためにあったシステムを
虚神と機械たちが支配している……という形になっているものと思われる。
創造主自身が「邪竜」として転生したのか、それとも「邪竜」と呼ばれる機構となったのかは
不明。


-GD11507 浄化開始
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「黒い灰」に包まれた骸は新たな命が与えられる。
虚神は人間を滅ぼし、黒い灰によって支配する。
それらの行為を「浄化」と呼んでいる可能性は高い。


詳細不明なものばかりで要領を得ないところもあるが、
ここまでの時系列で起こったことをまとめてみると。

・人と竜の戦争は終結したが、第七帝国が生まれたことで
残る人類である王律国と第七帝国の戦争が勃発。
人類は絶滅しないために機械兵士を戦わせるようになった。

・人と竜の戦争が終結した際に神の肚という創造主の機構だけが遺った。
第七帝国はそれを王律国を滅ぼすために用いて虚神を造るが、
虚神は生みの親である第七帝国を滅ぼした。

神の肚が望むのは人間による世界の支配ではなく、機械たちが築く未来。
そのために虚神はバベルを使って世界の管理を始めた。


・北条と葉空
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虚神のストーリーにおいて「葉空すみれ」と「北条みなと」の姿が
確認されている。彼女たちがどういう形でストーリーに
関わってきたのかも明確にしておきたい。


HOJ-北条みなと-

体も知能も、それら全てが機械で構成されているのが「HOJ」シリーズ。
元々は虹の時代においても確認されている「HOJ」という機械兵。
これは帝国によって生まれたものだったが未来においては王律国も
用いている。半人半機のFAZシリーズより人道的、という見方からだろうか。
しかしそれが一つの邪悪へ繋がってしまう。

FAZシリーズと違い容易に生産が可能なHOJシリーズは度重なる
破壊と自壊を繰り返したことで自我に近いものに目覚め、
戦争の意味に疑問を持つようになった。
ある科学者はそれを「心」の誕生と言ったが、事実は大きく異なる。
宝条みなと
北条みなとには正規の製造ラインに含まれない「謎の部品」が
混じっている。それ故にかみなとには「知能と心、そして一つの願い」がある。
ストーリーにおいてこれは「邪悪な事態」とされている。
みなとの目的はカットインで語っているように「魂を得る」こと。


FAZ-葉空すみれ-

死んだ人間を素体とし、足りぬ命を機械で補った半機半人の人間が
FAZシリーズである。元々は虹の時代においても確認されている
帝国の「FAZ」系統機の機械兵士。当時は罪人の体を機械と融合させたものだった。
元々が人間である故に心と自我を持っている。

葉空すみれ
葉空すみれは未来の戦争で消費されているFAZ系統機の一人。
仲間をなくし続け涙は枯れ果て。同族であるHOJを殺し続ける日々の
中ですみれは生まれたことを呪うようになる。
ある日すみれは過去からの通信を受け、機種識別子HOJと出会う。
それがすみれの過去との戦いの幕開けだった。

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すみれが通信を受けた相手はHOJ-021
HOJ-021は虹の時代の帝国の機械兵だが唯一、自我が
生まれている個体である。アクセサリーには
この部品こそ未来へ繋がる因果の始まり」とあり、
RTD世界の未来を決める重要な因子と思われる。

葉空すみれは帝国から脱したHOJによって通信を受けた。
それによってすみれが知ったのは遥か昔の時代には既に
HOJFAZ、二つの機械が生まれていたこと。つまり
生まれたことを呪うすみれにとって過去の時代は忌まわしいものであり、
それ故にすみれは過去との「戦争」を始める。


みなとは自壊していくHOJの中で自我と願いに目覚める。
すみれは度重なる戦争と自らが生まれたことを憎み、その
根源が過去にあることを知った。
この二体はそれぞれに求めるものがあり、みなとHOJ)は戦争の
意味に疑問を持ち、すみれ(FAZ)は過去そのものを憎んでいる。

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後に虚神と北条みなと葉空すみれは共に行動している。
バベルの機構は葉空すみれに接続されているがこれは
機械である葉空すみれが望んだ結果。
虚神とみなとはこれを「見守って」いる。

虚神自体は機械と神の肚によって生まれた虚ろな機構。
これらに大きな意志はないと思われる。みなとすみれこそが
過去の断絶と機械による世界の支配を目論んだ元凶であり、
虚神は道具としてそれに従っている。そして、創造主の遺した機構は
機械が生きる未来のために世界を、人類を「浄化」していく。


かつて人が戦争のために生み出した機械が望みを持ち、
虚神を使って世界を統べていく。つまりは機械兵士の叛乱こそが
RTD世界の未来に起こった大きな災い。

ただしこれは正史ではない。あくまでこのような未来が待ち受けているだけのこと。
変えることはできる。何よりも「選ばれし者」が辿った道こそが
RTD世界を決定づける。つまりこの未来を「回避」する道は幾つかある。
その分岐点について考えていく。


・未来への分岐点

自分が思いつく分岐点は「三つ」ほどある。
勿論、それらしきものについて考えを巡らせばいくらでもありそうだが、
まとまりがなくなってしまうのも何なので三つとする。


① HOJ-021
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上述した通り、虹の時代において自我に目覚めたHOJ-021
帝国を脱走している。その後に未来へと通信を送っており
それが葉空すみれに届いたことが「未来へ繋がる因果」の始まりとなる。

ただしHOJ-021は脱走したことでFAZ-06によって追われてもいる。
もしかしたらFAZに追われる中での「救難信号」が未来のすみれ
届いた可能性もある。
そして何より重要なのはHOJ-021について語られているストーリーは
「二通り」あるということ。

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ベルタ・Sの帝国への反乱とG.S、ドーラの戦い。
この中でHOJ-021は選ばれし者によって何度か確認されており、
最終的にはいつの間にか帝国を抜け出している。

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第二災厄の前兆でも登場したが、ドラゴンによって
捕捉され破壊されている。

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ここでHOJ-021は機能停止してしまっている。
なぜわざわざ予兆イベントの中でHOJの死が語られたのか。
それこそ、このHOJの死こそが未来への分岐点の一つだからではないかと
自分は考えている。


① 脱走した後にFAZ-06によって追われる。
すみれに通信を送った後に捕捉され破壊される。
その部品が残り続け、未来への因果となる(みなとの部品となった?)

② 帝国との戦いの際に選ばれし者によって観測される。
帝国基地の戦闘のどさくさに紛れて脱走し、外界へ出た。
第二災厄の予兆の際にドラゴンに捕捉され破壊される。


HOJ-021の死には二種類あり、前者の場合は未来へ。
後者の場合は未来への因果を残すことのない死になる……と
自分は考える。未来につながるルートの場合は大災厄が起きていないし、
第二災厄も起きていないだろうことからドラゴンより先に
FAZ-06に補足されるのではないだろうか。

3505825a
「最後の、決断」イベントの最終クエストではドラ助が
こう語っている。

君が選んだ道こそが
正しき歴史・・・
正しき道になっていく

これから、君は
数々の決断を下さなくてはならなくなるだろう
・・・そして
それは歴史の・・・この世界の
運命すらも決定付けることになる


この台詞を聞いた後にHOJ-021が登場する……という流れ。
選ばれし者が基地の中でHOJ-021と交戦した後、
HOJ-021は脱走している。やはりドラ助の台詞と同じクエストで
登場するHOJ-021には意味があり、選ばれし者が観測したことによって
HOJ-021の運命が変わった……ということが表されている。


② アルテミスの決断
アルテミス[正統]
観測者アルテミスの眼は「未来」の一部を見ることもできる。
アルテミスは世界を見通しており、それ故に彼女の決断で
未来を大きく変えることができる。
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己が救うべき魂も、世界を覆う災厄も、そしてバベルの結末も
つまりアルテミスがこの魂を「救う」という選択を取ったことが
世界を覆う災厄とバベルの結末に関わってくる。
「未来」の時系列においてバベルが崩壊したのはGD8000近く。
アルテミスが一つの魂を救わなければ、大災厄は起こらず
バベルの崩壊は更に未来で起こることとなる。

それでもアルテミスが魂を救い、バベルの崩壊を選んだということは
「大災厄」が世界に取って必要だったからに他ならない。
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瓦礫と命の尽き果てた少女。魂を亡くしたその少女へと
アルテミスは魂を宿した。これより自身の為す事が必ず世界を救うと信じて。
少女は魂を与えられたことで蘇る。この決断こそが大災厄を引き起こした。

つまり少女こそ大災厄の元凶。瓦礫と死んだ少女は
内乱で滅んだディヘイティアとイザベラのこと。
アルテミスはいずれ大災厄を引き起こしバベルは崩壊すると知りながら、
それが世界を救うことに繋がると信じてイザベラを生き返らせた。


アルテミスの決断がどういった未来を見据えてのものかはわからないが、
未来のRTD世界の時系列を見るに人と竜の道が決したからといって
平和な世界が訪れるわけではない。むしろ未来は修正不可能なほどに
荒れ果てている。
アルテミスが大災厄の要因を作ったことによって未来は変わり、
GD8000付近のバベルの崩壊はGD7046に悪食によって行われた。

アルテミスが見た未来が機械の叛乱によって崩壊する世界のことなのか、
それともまた別の脅威を避けるためなのかはわからないが、
アルテミスの決断もまた未来への分岐点の一つと思われる。


③ 宝条まゆ
宝条まゆ☆5
未来からの使者と言えばロードラ初期から存在する宝条まゆ
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実は宝条まゆには「召喚された宝条まゆ」と
「未来からタイムスリップしてきた宝条まゆ」が存在する。
とはいえ召喚されたまゆの足取りが掴めないのでこれは置いといて。

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同じ宝条シリーズの一人である宝条ゆり
「過去の時代へトリップし、この戦争を終わらせる」という
任務を帯びている。しかし実際には宝条ゆりは過去の時代へは
向かっていない……と自分は思っている。実際、ゆり
現れたという情報はなく虹の時代までに現れた未来の使者は
宝条まゆしかいない。

このゆりのストーリーの後に過去へ向かうという任務を
ゆりではなく、まゆが受けたのではないか……というのが自分の考え。
ゆりのアクセサリーは「雪華のマフラー」。
「或る冬の日、幼馴染から貰ったマフラー」である。
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ゆりにとってマフラーは「形見」であり渡してくれた幼馴染は
既に未来には存在しない……。
しかし、「雪華のマフラー+」では
やがて雪の降る夜に、彼女たちは出会う」とある。
つまりは幼馴染から渡されたマフラーは幼馴染が消失したことで
「形見」となっていたが、雪の降る夜に二人は再会する……
ということではないだろうか。

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虚神ビオスと戦闘する宝条ゆりを救ったのはかつて次元転移の
手立てを喪い、未来へと還ることのできなくなった宝条まゆ
未来に降る黒い灰こそが「雪」であり、ゆりのアクセサリーが示すのは
このビオスとの戦闘による幼馴染……宝条まゆとの再会。

まゆゆりの代わりに過去へ向かう任務を受けたが
次元転移の手立てを喪い未来へと還ることができなかった。
それ故にまゆゆりへ渡したマフラーは「形見」となっていた……。


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宝条まゆは過去の時代で様々な場所の調査をしていたが、
一度だけ選ばれし者の前に姿を表している。
その際にはドラ介の角の輪を狙っており、それが未来のために
必要だと話した。しかしドラ介は頑なに渡そうとはせず、
まゆもドラ介の様子を見て引き下がっている。

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まゆが受け取った「最後の指令」はやがて世界を滅ぼす一手となり、
それにまゆはきっと反することになる。それを予測したまゆ
道を決めた。結局まゆは未来へと還ることはできなくなってしまうが、
数千年という途方のない時間をただ待ち続けて、未来で覚醒する。

まゆは還れなかった……というよりは「還る」という選択と未来からの指令を
放棄した。それが世界を救うことになると信じて。
やがて世界を滅ぼす一手になる「最後の指令」の内容は不明だが
まゆにとっては聞けない命令だったことは間違いない。
その後まゆが未来と通信することはなく、故にまゆは死んだこととなっていた。



・選ばれし者が観測したことによるHOJ-021の道の変化。

・アルテミスによるイザベラの再生、それによる大災厄の発生。

・未来を滅ぼす一手となる指令を放棄した宝条まゆの決断。


少なくともこの三つは未来への分岐点であり、
それぞれの決断と観測によってRTD世界は「機械の支配する未来」を
回避することができたと思われる。



・補足とかそういうの
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ドーモ! ……正直、ここまで真面目に読む人がいるのかは
わからないが一応、補足や言い訳……などを書いていく。
ロードラストーリーを読み込んでいるユーザーなら
分かると思うが、これまで書いた内容はかなり
自分にとってお手上げな部分を放り投げた内容だ。

その辺りについて補足できるものは補足し、
できないものは……まあ、うむ!


・黒い灰ってなに?
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未来の世界には黒い灰が降っている。
これは過去の世界と照らし合わせて考えれば、
燃えた禁書の灰……と思われる。ゆりまゆが再会した時は「雪の降る夜」。
そして禁書の灰は「雪」と表現されることも多い。

色が黒い、ということに意味があるものと思われる。
創造主の機構(禁書の力)が歪になっている、という表現ではないか。


・特異点とは?
ギグネス
アルテミスなどのストーリーでも出て来る「特異点」。
GD9999にこの特異点は「断絶」されている。
アルテミスのアクセサリーによると「刻の釘」とされている。

個人的には次元転移の標ではないかと想像している。
まゆやあるいはO-6などが行う時空間転移にはこの「釘」が必要であり、
これがない時間軸への移動は不可能。
この特異点が虚神によって断絶してしまったことにより
まゆは未来へ還る「手段」をなくしたのではないだろうか。


・月世界消滅したんじゃが
キコリ
ブ、ブロッコリーーーーーーッ!

なぜ最古の七種が死んだのか? についてはわからないが、
とりあえずこのストーリーで判明した事実は
「月世界」が消滅してもRTD世界が存続すること。
この二つは完全に分かたれていることがわかった。


みなとに混入した部品はHOJ-021のもの?
宝条みなと
わからない……というのもアクセサリー画像のSSを撮影していない上に
ネット上でも見つけられない。し、しまった!
可能性はあると思うのだが……しかしいやらしいフォルムをしていますねこの娘。


・第七帝国は何がしたかったの?
葉空すみれ
第七帝国は機械の発達によって人類に進化を促そうとしていたらしい。
しかしその機械そのもの(虚神)が人類そのものが世界に不要だという
裁定を下してしまったことで消滅した。
第七帝国さえ生まれなければこのような未来にはならないと思うのだが。


・GD8000の戦争とは?

バベルと西大陸の崩壊、そして人と竜の戦争の終結。
つまり機械の未来に繋がるルートでは七度目、あるいは八度目の災厄が
訪れており、人類と神々は相討ちのような形となっている。
大災厄が起きなければGD8000、つまり虹の時代からちょうど千年後の
滅びで人と竜の道は決する、ということだろう。

しかしその代わりに虚神が生まれ、機械の叛乱が起きてしまう。