◇テリヤキ◇

ドーモ、あごるんです。
ロード・トゥ・ドラゴン がサービス終了するということで、
最期のキャラ語りをしたい。 
基本的に全キャラクター(ラストカットインのあるキャラ)について語りたいと思っている。
どんなキャラクターでも一文以上の感想と、
「終わりの道」でのラストカットインを用意する。


米 注 米  

ただし、おそらくこれが最期の機会になるので語り記事には

・物理グッズ(サントラ、ラフデザ、公式データブック、ノッベル)の情報
・根拠のない想像、個人的な妄想、忌憚なき意見の数々
・性癖

などが大いに含まれる。はっきり言ってキャラクターの「最終的な考察」には
成り得ないので注意してほしい。
このロードラというゲームの中で自分の視点で見たキャラクターを
ありのままに語ることになる。極々、個人的な感想だ。

ユニット画像・ストーリー画像については色々と事情があって貼らない。
ストーリーがわからない場合はWikiなどを参照して欲しい。


もしこれらの記事を見る方がいればその点に注意してほしい。
前置きは以上。

この記事では 神兵 から

セト
イシス
ヴィルト
エルク
シュメット
ニヒルクラム
ブリュンヒルデ
ヴァイオラ
フィオナ
オクタヴィア
ヴァルザーク
アヌビス


について。 

・セト
セト
神々によって地上へと使わされた使徒の一人。
在来種との戦いを神の勝利という形で終えた後も西の世界は混乱の只中にあり、
それを治めるために神兵であるセトは双子の妹であるイシスと共に砂漠を
東と西の二つに分け、王として管理を始めた。

双子の使徒であるセトとイシスは平和を愛する心優しい性格をしていたが、
ある日、西の砂漠を治めるイシスがセトの治める東の砂漠に略奪を仕掛けようと
していることに気づき、困惑のままに抗戦。
セトとイシスは刺し違え、東の砂漠は永遠に日が差し続ける土地となった。


あごるん:セトとイシス。ビジュアル全振りの神兵でありオツムは非常に哀しい。
G.Sによって欺かれ同士討ちをした上に砂漠まで日が差し続けたり夜が明けなかったりと
悪影響を残している。なんなんだお前らは……。

G.Sの起こした戦争が虹の時代のことなので、およそ6000~7000年近くを統治
してきたのだろうか。まあ表立ってのことではなくあまてらすのように裏から
治めていたのかも。代わりの王か何かを立てて。


v2.0まではイベントにガイド台詞もないので本当にユニットストーリーだけで
ほぼほぼ全てのストーリーを語っていた。セトとイシス、G.S辺りでようやく
一本の話になる。まだるっこしいし、よくそんなゲームを紐解いて
続けよう、というユーザーがいたなあ、と今更ながら。


・イシス
イシス
西の砂漠の王国を統べる女王。兄であるセトは東の砂漠を、イシスは西を。
争いとは無縁のまま統治してきたが、ある日兄であるセトが
西の砂漠に「神の書」を求めて略奪を目論んでいることを知る。

セトとイシスはぶつかり合い、相討ちとなって散った。
ゲルダ砂漠の東は永遠に日が差し、西は永遠に夜が明けない。
二人の神兵の呪い、あるいは加護としてその現象は残り続ける。


あごるん
セト
イシス
騙されて同士討ちしたくせに良い雰囲気で去っていくんじゃあないよ!
でも絵になるなあ。見た目が好き。
イシスたまらんよ。高画質見る? 見るよな。
イシス
うーむ、セクシー。
ロードラを始めたくらいからこういう民族衣装キャラが
非常に好きになって、イシスも結構愛用していた。
セトも見る? 見るよな。
セト
うーむ、セクシー。セトは性能的にはちょっと怪しくて、
リンクソードの上方修正が来るまではウン……という感じだった。
光覚醒ディオーネが来て案の定立場がさらに悪くなったが
自分は好き。見た目が。


「神の書」は砂漠周辺で眠っていたらしく、G.Sはそれをエサにして
セトとイシスを仲違いさせた。とはいえそれはついでのようなもので、
実際はシュナイデルたち純血をおびき寄せるためだった……とのこと。
もちろん、これは大災厄の前の出来事。結果的にどうなったのかは
不明だが、G.Sもシュナイデルもその後生きていたわけだし
大事にはなっていないわけだな。


・ヴィルト
ヴィルト
天界に名だたる三使徒の一角。動物を好む
心優しい性格をしていて周りからの評価は下がっているが、
いざという時は己を奮い立たせて仲間のために戦う。
四号使徒。

バベルの崩壊によっておそらくは解放された。


あごるん:おそらくはギブス、ガルス、ダムスたち三兄弟と同じ
「王牙族」じゃないだろうか。どうも気性や図体を見ても共通点が多い。
エルク、シュメットと共に囚われて神の使徒になった。
なぜ、神々がヴィルトたちのような在来種を使徒にしたのかは不明。


・エルク
エルク
天界の三使徒の一人。元は小型亜人だったが、囚われて使徒になる
際に名前と日記を捨ててバベルの軍門に下った。
しかしそれは仲間たちのためであり、かつての同胞に裏切り者と
罵られようとも為さねばならないことであった。
三号使徒。


あごるん:小型亜人のストーリーを語っている日記形式のものは、
彼らに日記をつける習慣があるからだとエルクで判明。
ちなみにエルクは囚われてからも日記をつけており、
アクセサリーによると「願いはいずれ現実となり囚われは終わる」と
書かれている。

当時はどういう形でエルクが解放されるのか、と
首を捻っていたがまさかバベルが丸ごと粉砕されるとは思わなかった。


・シュメット
シュメット
天界の三使徒の一人。傍若無人な人柄ではあるが
神からの命令は確実、かつ鮮やかにこなすことで知られる。
たった一つ後悔していることがあると言うが……?
二号使徒。ヴィルト、エルク、シュメットで通称猪鹿蝶。


あごるん:封印指定原書には「神を欺きし者」とあり、
何かしらの反抗の意思があるということだろう。囚われて使徒になった
一人であり、見た目からすれば人間だろう。

ニヒルクラムが零号、シュメットが二号、エルクが三号、ヴィルトが四号。
封印指定原書によるとニヒルクラムはNo.5007でシュメットはNo.5009。
ストーリーを見ていれば誰でも知ってそうではあるが、
「一号使徒」がかつては存在したのだろう。何かしらの理由で処分された、
ということのようにラストカットインなどを見ると想像できるが果たして。


ちなみにシュメットのストーリーには
「後悔を胸に秘め、彼女は一人、天より上の空を見上げる」という
一文がある。天より上の空、という言葉やエルクやヴィルトなどの在来種も
使徒になっていることを考えれば翼人系の使徒がいて、それが一号使徒だった
可能性もある。結局明かされなかったが。


・ニヒルクラム
ニヒルクラム
神の使徒であり、創造主の創ろうとした理想郷の妨げになるものを
「毒」として嫌っている。かつて起こった戦争によって神々の命が
奪われたことを苦々しく思っている。
神々でない者を「薄い命」と呼び、バベルへの侵入を阻む。


あごるん:見た目は神々しいイケメン。思考は典型的な神々であり、
ヴァルトルスほどではないが潔癖な印象を受ける。
「ニヒルヴィラン」「ヴァルクラム」という神々がおり(故人だが)、
おそらくはその辺りの魂を分けて、あるいは混ぜて造られた使徒。

アクセサリーがちょっと意味深なんだな。
「神にのみ与えられる裁きを与える力」とあるので、
ニヒルクラムは分類上はほぼ「神」と言っても良いのかもしれない。


イベントではドラゴンに食べられたヴィルトを助けたりと、
猪鹿蝶とは悪くない関係のような、そうでもないような。


ゴッドフリーの一件を手引きした人物はグルルとニヒルクラムではないかと
思っていたがこれも決定的な証拠がないので何とも言えない。
リメイク版のひとしきせかいでは何かストーリー追加されてないのだろうか。
その辺りはノータッチなのでATSなどで補完があったのなら大変困る。


・ブリュンヒルデ
ブリュンヒルデ
ブリュンヒルデ光
ブリュンヒルデ水
竜と人との間に生まれた。そのため神によって
父である竜と人である母を殺され、人とドラゴンへの抑止力、
類まれなる力を持つ神兵として神々に管理されている。
ブリュンヒルデは表向きでは神々に従順に従っていたが、
その実、牙を剥く日を待ち望んでいた。

神であるニヒルヴィランを業火で燃やし、
同じく神であるヴァルクラムを水責めで殺した。
最期に歴代の神々の魂が保管された場所を破壊し尽くした後に
自らの血で汚し尽くすことで復讐を遂げようとするが、
おそらくは失敗した。


あごるん:ドラゴンバニーガール。
失敗して死んだものと思っていたが、使徒である以上は
死んでもバベルで再臨したのかもしれない。勿論、バベル崩壊以前なので
大いに有り得る。

ララのストーリーで地下牢に囚われている「汚れた血を持つ使徒」が
ブリュンヒルデのことなのだろうと思っているが、どうだか。
人と竜が交わることは神々としては禁忌の部類ということになる。


・ヴァイオラ
ヴァイオラ
世界の均衡を保つため神によって地上へと遣わされた使徒。
死を司る神器を持ち人もドラゴンも双方を滅ぼしてしまう。
片割れであるフィオナと共にアヌビスの元で魂を浄化する役目を負っている。
露悪的な発言を繰り返すが、内心では新たな時代に希望が
生まれることを願っている。

光の時代の魔術師・ローザが生み出した人形である
オクタヴィアの破壊を命じられたことでフィオナと共に
ヴァルザークと敵対し、フィオナ共々ヴァルザークに敗北して戦死した。


あごるん:八重歯かわいいですね。
元はネフティリアの元で育てられていた一対の使徒だが、
ネフティリアが使徒の役目を放棄してからはアヌビスの元で
使役されている。

神々には忠実なほうであり、ヴァルザークが神を侮辱する発言を
した時は怒りと呆れを露わにしている。
武器の名前はパンドラ。パンドラの中に残された最後の一つは諸説あるよな。


・フィオナ
フィオナ
世界の均衡を保つため神によって地上へと遣わされた使徒。
命を司る神器を持ち、ヴァイオラと共に時代の終わりと再生に
関わってきた。希望の名を持つ武器を持ち命を再生する力を持つが、
新たなる時代を作り出すことが絶望の始まりだということにも
気づいていた。

オクタヴィアの破壊に怒り、神々への反逆の意志を見せる
ヴァルザークを処分しようとするが、戦いに破れて
ヴァイオラと共に戦死。死が二人を分かつとき、その瞬間のみが
真に神々から解放された自由であると気づいた。


あごるん:当時はあまり気にしなかったのだが、
バベルの機構に関わらず普通に死んでいる。
神兵であるアヌビスのさらに下の存在だったのでバベルの機構には
適用されなかったんだろうか? うーむ、よくわからない。

ちなみに「やがて体が地に落ちる頃、その魂は既に無い」とある。
魂がバベルまで達していない時点で死は確定するので、
何らかの別の要因で復活できなかった可能性も?
ウーン! でもやっぱり機構の範囲外の使徒だったので命はワンストック
しかなかった説を自分は推したい。


・オクタヴィア
オクタヴィア
光の時代の後半に魔導師ローザによって生み出されたホムンクルス。
依り代を元に造られているが依り代とは違い、明確な自我を持つ。
生みの親であるローザが処刑されたことにより野に放たれ、
それからは人里離れた場所で暮らすようになった。

千年が経ち、空白の時代に入った頃に神兵として浄化活動を
行っていたヴァルザークと出会う。最初は竜に襲われているところを
助けられたことが切っ掛けだったが、人から怖がられ話し相手のいない
オクタヴィアはヴァルザークに話し相手になってほしいと願う。
ヴァルザークは渋々であったが受け入れ、それから何度も
オクタヴィアと会ううちに心を許す関係となっていく。


しかし、それが原因となって天界からオクタヴィアの破壊が命じられる。
神の領域を侵す造りをした人形というだけでなく、神兵であるヴァルザークが
オクタヴィアに気を許し堕落することを危険視しての命令だった。
ヴァイオラとフィオナ、二人の神の使徒によってオクタヴィアは破壊され、
全てが終わった後にヴァルザークはその場にたどり着いた。

破壊されたオクタヴィアはヴァルザークの心臓、
機械で出来た核をオズワルドによって移植されて蘇った。
その体は朽ちており、どのみち長くはない。
それでもオクタヴィアは広い世界を見るために歩み続け、
いつしか止まった。


あごるん:別に神の使徒でも神兵でもないけど勿論ここだ。
ヴァルザークの隣以外でオクタヴィアを語ることは考えられない。

「人らしさの追求は、人からもっともかけ離れた行為」。
人でないことを受け入れることでようやく、彼女は短い生を享けた。


・ヴァルザーク
ヴァルザーク
ヴァルザーク光
ヴァルザーク闇
ロキによって生み出された神々の依り代。
神々の道具として仕え、心を持たない機械人形として
神から下される任務をこなし続けていた。
ある日、オクタヴィアという人形をドラゴンから守ったことを
切っ掛けに彼女と交流を持ち始める。

人ではないのに、人らしく生きようとするオクタヴィア。
その行いを冷たく否定しながらもヴァルザークは交流をやめることなく、
出会ったときから二年が経過してもその関係は終わらなかった。


しかし、ある時にオクタヴィアの破壊がヴァイオラとフィオナ、
二人の使徒に命じられる。ヴァルザークが全てを知ったのは
オクタヴィアが破壊された後だった。

怒りに燃えるヴァルザークは神を侮辱する言葉を放ち、
ヴァイオラとフィオナにとっての明確な敵となる。
交戦によって二人の使徒を撃破したヴァルザークだが、
その前にアヌビスが現れて彼に致命傷を負わせる。
しかし、トドメを刺すことはなく。幾つかの問答の末に
アヌビスはヴァルザークを見逃した。


ヴァルザークは闇医者オズワルドの元を訪れ、オクタヴィアの修理を
依頼する。天界の揉め事を嫌うオズワルドだったが、
ヴァルザークの想いを知りその意志を尊重した。
ヴァルザークの機械の心臓を埋め込んでもどのみちオクタヴィアが
生きられる時間は長くはない。それでも、生きて世界を知ってほしいと願い。

ヴァルザークは死の淵で自らに芽生えた心を知った。


あごるん:オクタヴィアとヴァルザーク。二人共、依り代を
元にして生み出された人形。

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自分が好きなのはこのシーン。
人形は人間ではなく、人間らしく生きることはできない。
それを誰よりも知っているからこそ神の道具として生きていた
ヴァルザークが、このとき初めて「人の心」の尊さのために激昂した。

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オズワルドに意志を美しい、と評されてのヴァルザークの言葉。
この三つの言葉にヴァルザークが歩んだ、神々の道具としてではない
彼の人生が詰まっている。ヴァルザークはその意志を美しいと言われて
納得している。自らを動かした感情の動き。それが心によるものだと
理解して頷いた。自分が何のために動いたのか、それを再確認した。

ヴァルザークの最後の我儘はオクタヴィアに世界を知ってほしい、ということ。
残り僅かな命で、歩き。何かを見て、知ってほしい。
オクタヴィアは彼の心と願いを聞いて、歩み続けた。
彼は彼女のことを想い続け、彼女は彼のことを想い続けた。
そこに二人の心はあった。


・アヌビス
アヌビス
アヌビス火
アヌビス水
世界の均衡を見定め、歪んだ魂を永遠に葬り去ることが使命。
鎮魂の神兵であり、ヴァイオラとフィオナという二人の使徒を使役する。
煉獄神アニマによってネフティリアと共に生み出された。
神兵であるが、圧倒的な神の力を持ち黒雷と共に現れ、
多くの人類を時代の終わりと共に滅ぼし去っている。

直接的な時代の滅びになっていることも多く、
火の時代では朱の葬団を。闇の時代では帝国そのものを葬っている。
祖龍と交戦しようとしたアイラの前にも現れて致命傷を与えている。


神兵ではあるが人の心を知っており、神々には忠実ではあるが
人間に対して同情的な感情を持つことも。感情の尊さと辛さを
知っているが故に、神に抗ったヴァルザークがオクタヴィアのために
命を渡すという最期を遂げることも予見していた。


大災厄が起きた際にはバベルを守っていた。しかしバベルは噐神によって崩壊し、
教国の一人であるアニマによってアヌビスの命は摘み取られる。

アヌビス新
バベルの機構は破壊され、神は再臨することはできない。
アニマによって殺害されたアヌビスもまた命を散らすはずだった。
しかし腐り果てたはずの身体は全ての機能を取り戻しており、
アヌビスは最期の命を以ってかつての母、煉獄神アニマを穿つことを決める。
アヌビスの「死」を喰らい消えた、友である黒猫の声を聴きながら。

虚口を開くべく動き始めたアニマの前に、彼女を討つために姿を現す。


あごるん:初期からいて何回も登場しているのにいまいち
性格が読み取りづらいのは、アヌビスが人の心を理解しているから。
無感情に神罰を下すわけではなく、人の感情を知っているが故に
言葉と行動がつながっているように見えない。

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ヴァルザークがオクタヴィアのためにその命を使うことを悟っているために
見逃している。

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しかしなぜか煽るようなことも口にしている。
ちょっとコミュニケイシヨンのうりょくが……ウム。

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人の心を知りながらも神の裁きは確実に下す。
感情に左右されることのない、ある意味では最も神らしい神かもしれない。

アヌビス☆5
盾に顔がついている。盾は喋らないが感情はあるらしい。

アヌビス

進化後の盾はゴキゲン状態。そして肩の上に黒猫が乗っている。
黒猫には名前がない。勿論、ただの黒猫ではなくアヌビスの死を「喰らう」ことで
アニマによって殺害されたことを無かったことにしている。

正体は悪食関連の何か、だろうか。アヌビスを想って犠牲になったのは
間違いないらしく、アヌビスも黒猫に報いるためにもアニマを穿とうとしている。

数多の時代を終わらせて、多くの魂を葬ってきた。
しかし、だからこそ人に学び、先に進むことの大切さを知っている。
バベルがなくなり、神々の機構が崩壊してもなお、アヌビスは
歩みを止めない。新たな時代を紡ぎ出すために敵であるアニマに槍を向ける。