ロザリア

今回はブルシットアンケートにあった「ロザリアとミハエルの関係」について
なんかする。当然これも憶測の域を出ないとかそういうなんかなので
心せよ……心せよ!!! ワカッタカ!


・ロザリアとミハエルの関係

意外と単純だと自分は見ている。とはいえ単純というのは
病弱な少女ロザリアのために世界を敵に回して悪を名乗る騎士ミハエル」という
ドラマチックなものではなく、単純にミハエルの思惑がロザリアを利用するという
前提であると見ているということだ。

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塔で暮らしているロザリアの元にミハエルが訪れているが、
塔でロザリアは「孤独」に暮らしている。つまり、ロザリアに
ミハエルは用があって訪れたということだろう。

ところで、光の時代には「病気の妹」を持つ少年が存在している。


・キルトとロザリア

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ローザの助手を務める少年、キルトは「病気の妹」を救う為、
懇願の末にローザの助手を務めている。
病気の妹」、これがロザリアである場合はどうなる?

ミハエルはロザリアを利用して成し遂げたいことがあった。
ロザリアはキルトの妹だ。キルトは? ローザの助手だ。


・キルトの犯した「裏切り

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★5に進化したキルトのストーリーはローザの処刑についてだ。
キルトはローザに対して「裏切り」を行っており、それを涙を流して
悔いている。そしておそらく、ローザはそれを恨んでいない。

ではその「裏切り」は? キルトがローザに対して行う「裏切り」について
調べる。するとキルトの最初のストーリーが出てくる。

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ローザに禁止された中に
・「或る部屋へ立ち入ることの禁止
がある。キルトはこれを破り、「或る部屋」へと侵入したのではないか?
ではその理由は? 部屋には何があった?


・ローザの隠していた「或る部屋

進化後ローザ

ローザがキルトに隠しておきたかった「研究」がある部屋だろう。
こればかりはキルトにも踏み込ませるわけにいかない、
明確な理由があったものと思われる。


虹の時代にまで続く災厄である「竜化症」はミハエルがローザから奪った「竜化剤」を
アルトリウス謀殺のために自らの村に散布したことから蔓延が始まっている。

それは同時に「竜化症を研究し、竜化剤を撒いた世紀の大罪人」としてローザを
処刑する口実を作るためである。だが、ミハエルがローザの研究所に
忍び込んで「竜化剤」を奪う? 計算高いミハエルがそんな体当たりな
方法を取るだろうか? 取らないだろう。


竜化剤」を手に入れるとしたら、日頃ローザの近くにいる人物だ。
そして、ミハエルに利用される余地がある人物。

キルトの「裏切り」とはローザに禁止されていた「或る部屋」に入り、
ミハエルの命令通りに「竜化剤」を手に入れて彼に渡したこと、と
すれば大体の筋は通る。


ついでに言うならキルトは己の妹であるロザリアの症状を和らげる手段を
ローザが研究成果として持っていると知っての上で助手を頼んだのではないだろうか。
要するにローザが行っていた「対観測者の研究」が「竜化剤」や「龍樹の花」に関係する
ものであり、キルトはそこにロザリアを救う術を見出したのではないか、ということ。

「龍樹の花」に囲まれていなければ衰弱するロザリアの病気と
「竜化症」にどんな関係があるのかは情報が足りないのでわからないが、
全く無関係ということはないだろう。


・整理してみよう。


ローザは観測者に対抗するために研究を行っており、それを知った
キルトが妹であるロザリアを救うために懇願の末、ローザの助手として雇われる。

しかし、「竜化剤」などの危険な副産物がある研究部屋にキルトが踏み込ませない
ようにローザはきつく言いつけた上でキルトを雇った。
キルト


ローザの研究(竜化)について知ったミハエルはその研究成果を奪うために、
ローザの助手であるキルトの妹、ロザリアに接触する。 
[解花王]ロザリア


キルトはロザリアの身柄についてミハエルに脅され、「或る部屋」に
侵入して「竜化剤」を奪う。そしてそれをミハエルに渡した。

つまり、ミハエルはローザの研究の一部である「竜化剤」を奪った。
[公式データブック]


ミハエルが己の故郷に「竜化剤」を散布し、アルトリウスと王国三銃士を誘いこむ。

ローザは情報を得て急いで村に向かうが、事は全て終わった後。
結果として村の全員とアレクセイ、エンゼリカが死亡。
アルトリウスとロランは王国民の信頼を失う。

瀕死のエンゼリカに対してローザは魔導工学による治療を施すが、
エンゼリカは暴走、失踪する。
[公式データブック]

↓ 数日後

ローザが王国騎士団に捕縛される。

ミハエルに渡した「竜化剤」について詳しく知り得なかったキルトは
事の次第を理解できないうちにローザが捕縛されたことを聞く。
キルト・ブリッツ

↓ 数日後

ローザの処刑が執り行われる。

キルトは後に研究所から去りながらローザとのことを回想しており、
この時点ではキルトは自らの「裏切り」が起こした事態を正しく把握している。

キルトがミハエルに陥れられたことをローザは正しく理解しており、
故にキルトに対して糾弾するような真似はしなかった。
[魔工王]キルト




とまあ、キルトとロザリアが兄妹ならばこんな予想が立つ。
筋書きもそうはおかしくないのではないだろうか。


・「ロザリアとミハエル」、別のパターン

「ローザの助手となったキルトをミハエルが脅した」わけではなく、
ミハエルがロザリアの症状をネタにしてキルトをローザの助手に就かせた」という
考えもある。どちらもミハエルがロザリアの身柄を元にキルトを操った、という点では
同じだが、後者はミハエルに対してキルトが不信感をやや抱きにくい。

さらにキルトがローザの研究について知り得ている理由も、ミハエルから
教わった、ということなら納得が出来る。とはいえこちらでは最初から
キルトはローザを騙して助手に就いたようなものであり、「裏切り」という表現に
重みがなくなる。どっちのパターンもそれぞれのものだ。



キルトとロザリアが兄妹だったら? という前提において考えると
こんな考え方もある、って感じ。
以上。